東京の地下鉄相互直通ガイド

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  • サイズ A5判/ページ数 182p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784422240800
  • NDC分類 686.213
  • Cコード C0065

出版社内容情報

東京メトロ・都営地下鉄の10路線において私鉄各社・JR東日本との間で行われている相互直通運転の実際を図入りで詳しく解説。世界一複雑かつ精緻と言っても過言ではない、東京の地下鉄の相互直通運転。本書では、現在、東京メトロ・都営地下鉄と私鉄各社・JR東日本との間で行われている相互直通運転の実際を図版・写真を交えて詳しく解説。事業者間の取り決めはどうなっているのか、そもそもどういう経緯で相互直通運転が始まったのか、運行番号はどのように決まるのか、列車の運用はどうなっているのか、などなど相互直通運転の謎に迫ります。

序 東京の地下鉄は相互直通運転の見本市

第1部 東京の地下鉄相互直通運転概況

●東京メトロ日比谷線
  【相互直通相手】東武鉄道
●東京メトロ東西線
  【相互直通相手】JR東日本/東葉高速鉄道
●東京メトロ千代田線
  【相互直通相手】JR東日本/小田急電鉄
  【片直通相手】箱根登山鉄道
●東京メトロ有楽町線・副都心線
  【相互直通相手】東武鉄道/西武鉄道/東京急行電鉄(副都心線のみ)/横浜高速鉄道(副都心線のみ)
●東京メトロ半蔵門線
  【相互直通相手】東武鉄道/東京急行電鉄
●東京メトロ南北線・都営地下鉄三田線
  【相互直通相手】東京急行電鉄/埼玉高速鉄道(南北線のみ)
●都営地下鉄浅草線
  【相互直通相手】京成電鉄/北総鉄道/京浜急行電鉄
  【片直通相手】芝山鉄道
●都営地下鉄新宿線
  【相互直通相手】京王電鉄
東京メトロ・都営地下鉄路線図

第2部 東京の相互直通運転の歴史と実態

第1章 異なる事業者間の列車直通運転の歴史瞥見
 1 片直通運転のいろいろ
 2 相互直通とは違う「線路共用区間」
 3 日本の相互直通運転のあゆみ
 4 通勤・通学と直通運転
 
第2章 地下鉄と郊外鉄道との相互直通運転が盛んな理由 86
 1 大手私鉄による都心への乗り入れ
 2 6社局による協議

第3章 異なる鉄道事業者間における相互直通運転の取り決めごと
 1 まずは規格の統一から
 2 乗務に関する決まりごと
 3 機器の統一も大事
 4 “場違いな運用”はなぜ起こる
 5 アンバランスな運用の理由
 6 「連絡運輸」ときっぷの問題

第4章 相互直通運転の謎―運行番号から境界駅まで
 1 東京の地下鉄における「運行番号」のからくり1
 2 列車番号から追跡できる車両編成の1日の仕事   
 3 相互直通運転における車両運用机上追跡の実践例
 4 本家の影が薄い地下鉄路線?
 5 東京の地下鉄でも存在した片直通運転
 6 他社線内に飛び地的に車庫を設ける地下鉄
 7 新車の搬入にも生かされる相互直通の縁
 8 相互直通運転の境界駅はややこしい
    
資料編

資料1 「運輸省の指示事項」(営団・都交・東武・東急・京浜・京成)
資料2 「列車の相互直通運転に関する覚書」(営団・東急・東武)
資料3 「列車の相互直通運転に関する覚書」(都交・京浜・京成)
資料4 「地下高速度鉄道の建設について」(営団・都交・東武・東急・京浜・京成)
資料5 「運転取扱協定書」(営団・東急)
資料6 「2号線車両規格」(営団・東武・東急)
資料7 「列車の相互直通運転に関する契約書」(東武・営団)
資料8 「営団半蔵門線、東急田園都市線及び東武伊勢崎線・日光線との間における列車の相互直通運転に関する契約書」(営団・東急・東武)
資料9 「相互直通運転に伴う運転事故及び旅客負傷事故等の処理に関する申合せ書」(営団・東急・東武)
資料10 「東急所属車両の使用料金に関する協定書」(営団・東急)
資料11 「鷺沼駅と鷺沼検車区との営団車両の出入区等に関する契約書」(東急・営団)
資料12 「押上駅共同使用契約書」(都交・京成)

所澤 秀樹[ショザワ ヒデキ]
著・文・その他

来住 憲司[キシ ケンジ]
著・文・その他

内容説明

車両の運用や運行番号のしくみから、知られざる事業者間の取り決め、込み入った直通運転の歴史まで、図版・写真入りで解説。東京メトロ・都営地下鉄・私鉄各社・JR東日本の車両も勢揃い!!

目次

序 東京の地下鉄は相互直通運転の見本市(いいこと尽くめの相互直通;こんなにある!東京の相互直通 ほか)
第1部 東京の地下鉄相互直通運転概況(東京メトロ日比谷線;東京メトロ東西線 ほか)
第2部 東京の相互直通運転の歴史と実態(異なる事業者間の列車直通運転の歴史瞥見;地下鉄と郊外鉄道との相互直通運転が盛んな理由 ほか)
資料編(資料1「運輸省の指示事項」(営団・都交・東武・東急・京浜・京成)
資料2「列車の相互直通運転に関する覚書」(営団・東武・東急) ほか)

著者等紹介

所澤秀樹[ショザワヒデキ]
交通史・文化研究家。旅行作家。1960年東京都生まれ。日本工業大学卒業。著書『鉄道会社はややこしい「相互直通運転」の知られざるからくりに迫る!』(第38回交通図書賞受賞)など多数

来住憲司[キシケンジ]
1961年東京生まれ。父が転勤族だったため、生後半年ほどで四国・松山に転居したのを皮切りに、西日本各地を転々とする少年時代を過ごす。現役蒸機時代末期と重なったこともあり、各地で蒸機撮影にいそしむ。サラリーマン時代にはリゾート開発に関わり、技術的な折衝で頻繁に運輸局に出入りした時期もある。その後は鉄道のCD‐ROMコンテンツや鉄道誌・旅行誌への寄稿、鉄道をテーマとする単行本を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。