鉄道史の仁義なき闘い―鉄道会社ガチンコ勝負列伝

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鉄道史の仁義なき闘い―鉄道会社ガチンコ勝負列伝

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  • サイズ B6判/ページ数 212p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784422240725
  • NDC分類 686.21
  • Cコード C0065

出版社内容情報

官vs民、民vs民の熾烈な抗争を繙き、日本の鉄道の来し方を振り返る。会社の存亡をかけた闘争は一読巻を措く能わずの面白さ。

名阪間をめぐる官設鉄道と関西鉄道の運賃・サービス競争、阪神間で官設鉄道に正面から挑んだ阪神電気鉄道、その阪神と熾烈な抗争を繰り広げた阪神急行電鉄、「地下鉄の父」早川徳次と東京横浜電鉄の総帥・五島慶太との地下鉄争奪戦などなど、史上有名な数々の対決を取り上げ、日本の鉄道の来し方を振り返る。会社の存亡をかけた闘争はまさに「仁義なき闘い」であり、近代産業史の縮図ともいえ、一読巻を措く能わずの面白さがある。

第一戦 官設鉄道VS関西鉄道
 一 名阪間の歴史的抗争
 二 明治期の鉄道業界の事情
 三 私設鉄道誕生の動き
 四 私鉄創立ブームのなかで産声をあげた関西鉄道
 五 小刻みに線路を延ばしていく関西鉄道
 六 トドメの大阪延伸は他の私鉄の買収で
 七 そして合戦の火蓋が切られる
 八 弁当まで出してお客を獲得
 九 歴史の彼方へと消え去った関西鉄道

第二戦 阪神電気鉄道VS阪神急行電鉄
 一 蒸気鉄道に喧嘩を仕掛けた電車
 二 明治中期に巻き起こった電車ブーム
 三 阪神電気鉄道開業までの道程
 四 阪神電車開業で蒼くなる官鉄勢
 五 速度違反前提の出血大サービス
 六 小林一三、颯爽見参!
 七 徹底した「大衆志向」の小林商法
 八 阪急神戸線開業前の阪神との確執
 九 小林一三悲願の阪急神戸線開通
 一〇 激化する阪神対阪急の抗争
 一一 あらゆる方面に及ぶ抗争劇
 一二 山の上でも縄張りを競う

第三戦 東京地下鉄道VS東京高速鉄道
 一 ??地下鉄の父?¢$?徳次
 二 地下鉄建設計画実現に向けて
 三 「東京地下鉄道株式会社」設立
 四 ようやく叶った地下鉄の開業
 五 東京地下鉄道躍進のとき
 六 五島慶太と東京高速鉄道
 七 東京地下鉄道と東京高速鉄道の対立
 八 紛争の結末
 九 それからの五島慶太

番外戦 駿豆鉄道(西武)VS箱根登山鉄道(小田急)
 一 バスの乗り入れ問題で一悶着
 二 芦ノ湖の駿豆独占を破った箱根観光船
 三 ??ピストル堤?≠アと堤康次郎
 四 「乗り入れ運輸協定」破棄
 五 遮断機で実力阻止
 六 不発に終わる運輸省の調停
 七 抗争の終結

参考文献

【著者紹介】
交通史・文化研究家、旅行作家。1960年東京都生まれ。日本工業大学卒業。神戸市在住。著書:『「快速」と「準急」はどっちが速い? 鉄道のオキテはややこしい』『鉄道フリーきっぷ 達人の旅ワザ』『鉄道旅行 週末だけでこんなに行ける!』『鉄道会社はややこしい』(第38回交通図書賞受賞)『日本の鉄道 乗り換え・乗り継ぎの達人』(以上、光文社新書)、『青春18きっぷで愉しむ ぶらり鈍行の旅』『駅名おもしろ話』『鉄道地図は謎だらけ』(以上、光文社知恵の森文庫)、『時刻表タイムトラベル』(ちくま新書)、『鉄道地図 残念な歴史』(ちくま文庫)、『鉄道の基礎知識』『国鉄の基礎知識』(ともに創元社)、『鉄道手帳 各年版』(責任編集、創元社)など多数。

内容説明

名阪間をめぐる官設鉄道と関西鉄道の運賃・サービス競争、阪神間で官設鉄道に正面から挑んだ阪神電気鉄道、その阪神と熾烈な抗争を繰り広げた阪神急行電鉄(阪急)、「地下鉄の父」早川徳次と東京横浜電鉄の総帥・五島慶太との地下鉄争奪戦などなど、史上有名なライバル同士の対決を取り上げ、日本の鉄道の来し方を振り返る。会社の存亡をかけた闘争はまさに「仁義なき闘い」であり、近代産業史の縮図でもある。一読巻を措く能わずの面白さ。

目次

第1戦 官設鉄道VS関西鉄道(名阪間の歴史的抗争;明治期の鉄道業界の事情 ほか)
第2戦 阪神電気鉄道VS阪神急行電鉄(蒸気鉄道に喧嘩を仕掛けた電車;明治中期に巻き起こった電車ブーム ほか)
第3戦 東京地下鉄道VS東京高速鉄道(“地下鉄の父”早川徳次;地下鉄建設計画実現に向けて ほか)
番外戦 駿豆鉄道(西武)VS箱根登山鉄道(小田急)(バスの乗り入れ問題で一悶着;芦ノ湖の駿豆独占を破った箱根観光船 ほか)

著者等紹介

所澤秀樹[ショザワヒデキ]
交通史・文化研究家、旅行作家。1960年東京都生まれ。日本工業大学卒業。著書に『鉄道会社はややこしい』(第38回交通図書賞受賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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bapaksejahtera

11
日本資本主義の黎明期に新規産業である鉄道事業に乗り出した、一筋縄では行かぬ人物の抗争史である。それ故にか知らないが話題のうち過半は関西が舞台となっている。名古屋から大阪に至る関西鉄道(後に国鉄関西本線)が弁当までつけるという値引き合戦。阪神間を国鉄、阪神、阪急が並行して営業する中で、今宮戎の祭り客を呼び込む阪急に対し電気事業者を兼ねる阪神側が夜間照明を止めるような仕打ち。東京の地下鉄の父早川徳次に強盗後藤慶太が強引に銀座線を品川へではなく、田舎場末の渋谷に捻じ曲げてしまう事件。どちらがえげつないだろうか。2021/07/04

どん

2
関東、関西の鉄道会社同士の企業対決を紹介。 昔の起業家達のやり方はえげつない。 こんな人たちが今の日本の政治家だったらどうなっているだろう2016/05/11

ぐってぃー

1
関西本線と阪神間(阪急vs阪神vs官鉄)の話で7割ぐらい占めてて、シンプルにおもしろかった2022/05/05

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