「市」に立つ―定期市の民俗誌

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  • サイズ B6判/ページ数 303p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784422230399
  • NDC分類 673.7
  • Cコード C0039

出版社内容情報

海から、山から、里から、それぞれの産物を持ち寄って売り買いする定期市は、小商いの原点である。しかし市は、ただモノを売買する場ではない。売り手と買い手が一対一で顔を付き合わせ、互いに慮る場であり、金銭とは別の価値基準がある。そこにはこれからの社会を生き抜くための知恵がある。民俗学者として30年にわたり各地の市を見つめ続けてきた著者が、丹念なフィールドワークにより市に集う人々の営みとその意味を読み解く。

内容説明

海から、山から、里から―それぞれの産物を持ち寄って売り買いする定期市は、商いの原点である。しかし市は、ただモノを売買する場ではない。売り手と買い手が一対一で顔を付き合わせて互いに慮る場であり、金銭とは別の価値基準がある。そこにはこれからの社会を生き抜くための知恵がある。民俗学者として三〇年にわたり各地の市を見つめ続けてきた著者が、丹念なフィールドワークにより市に集う人々の営みとその意味を読み解く。

目次

第1章 市稼ぎの日記から―大多喜の五・十市
第2章 日本一のストリート・マーケット―土佐の日曜市
第3章 “いごっそう”の商売哲学―土佐の街路市
第4章 移動商人の歳時記―仙北地方の互市
第5章 震災を越えて―気仙沼の朝市
第6章 転生する朝市―小さな「見世」からの発信

著者等紹介

山本志乃[ヤマモトシノ]
1965年鳥取県生まれ。旅の文化研究所研究主幹。博士(文学)。民俗学専攻。定期市や行商に携わる人たちの生活誌、庶民の信仰の旅、女性の旅などについて調査研究を行っている。著書に『行商列車―“カンカン部隊”を追いかけて』(創元社、第42回交通図書賞“歴史部門”受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よこたん

47
“決まった日の、決まった時間帯にだけ出現する賑わいの場。刹那的なふれあいだからこそ、愛おしくもあり、はかなくもある。” あのワクワク感はどこからやって来るのだろう。全国津々浦々には、朝市や日曜市や寺社の縁日の市、その他にもユニークなものが沢山ある。著者が実際に(何年にもわたって)足を運んで、目で見て、接して、話して、味わった記録の数々がすごい。高知の火曜市のシキビサカキ売りのおじさんに密着した章は、とても読み応えがあった。市で買い求めるということは、ただ品物を購入するということだけではないのだなあ。2019/06/04

ばんだねいっぺい

31
 朝市が好きで、若い頃からよく行っている。著者は、それが高じて、学術的な潜入捜査をした数奇者。残されたおばちゃんのノートにより、年間の予定が分かり、多くの種類の農作物と加工品をスケジュール管理して、市に出していることがわかった。旅行へ行きたくなる。シキビのおじさんとも会話してみたい。2019/06/02

maqiso

3
売り手や運営者の中に入って見た定期市の現状を書いている。ともとは農作物を売って臨時の現金収入を得ていた人が、高度経済成長期に加工食品を作って売ることで安定した収入を得るようになったという話が面白い。気仙沼の市が、そこで積み重ねられた人脈などによって震災後にも開かれたのが感動的。個人どうしの長期的な売買ができる場であることが、市の特長のようだ。2019/11/10

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