出版社内容情報
江戸の文豪・井原西鶴の作品を、当代気鋭の研究者であり小説家の著者が読み解く。西鶴に学ぶ、混迷の時代を生きるヒントとは。
江戸時代の文豪・井原西鶴の作品には、混迷の時代を生きる現代人への貴重な教訓が詰まっている。今、学ぶべきこそは西鶴。しかし、古典講読は容易ではなく、西鶴独自の難解な表現も数多い。そこで、当代気鋭の研究者であり小説家でもある著者が、つとめて平易に、わかりやすく、時に楽しく読み解いて、その核心となる要点を伝える。遠い時代の遠い人々の生きざまが、現代社会の実感をも伴って腑に落ちる、知的好奇心をそそる読み物。
はじめに
第一章 金が金を儲ける
第二章 金銀が町人の氏系図
第三章 不況こそチャンス
第四章 商売のコンプライアンス
第五章 人間は欲に手足のついたもの
第六章 貧にては死なれぬもの
第七章 長者に二代なし
第八章 富貴は悪を隠す
第九章 金儲けほど面白きものはなし
おわりに
内容説明
井原西鶴の作品には、混迷の時代を生きる現代人への貴重な教訓が詰まっている。当代気鋭の研究者であり小説家でもある著者が、つとめて平易に、時に楽しく読み解いて、その核心となる要点を伝える。遠い時代の人々の生きざまが、現代社会の実感を伴って腑に落ちる、知的好奇心をそそる読み物。
目次
第1章 金が金を儲ける
第2章 金銀が町人の氏系図
第3章 不況こそチャンス
第4章 商売のコンプライアンス
第5章 人間は欲に手足のついたもの
第6章 貧にては死なれぬもの
第7章 長者に二代なし
第8章 富貴は悪を隠す
第9章 金儲けほど面白きものはなし
著者等紹介
中嶋隆[ナカジマタカシ]
1952年、長野県生まれ。早稲田大学大学院博士課程修了。大谷女子大学専任講師、横浜国立大学助教授を経て、早稲田大学教育学部教授。小説『廓の与右衛門控え帳』(小学館)で第八回小学館文庫小説賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。