ケルズの書

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ケルズの書

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  • サイズ B5判/ページ数 102p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784422230184
  • NDC分類 723.04
  • Cコード C1022

出版社内容情報



【解説】
ローマに追われてアイルランドに定着したケルト人が遺した聖書の福音書の写本「ケルズの書」は、信じられない奇想と精緻な表現に満ちた装飾により、ケルト美術の最高峰とされる。本書は、その全貌をカラー11O枚で再現、挿絵、装飾的なカットなどの意味や写本成立の背景などを解説したわが国初の『ケルズの書』解説本。著者は写本研究家で、現在『ケルズの書』を所蔵するトリニティー・カレッジの保管責任者。

内容説明

ケルト美術の最高傑作である聖書写本の装飾の神秘を読み解く、わが国初の手引。細部の信じがたい精緻さと奇想をカラー図版でたどる―螺旋文様、組紐文様、人間と動物のモティーフ、この上ない厳粛さとユーモアの結合。

目次

『ケルズの書』とその背景
装飾の表現―影響と類似
装飾ページの構成
装飾の目的
装飾のテーマ(聖書と十字架;天使たち;福音書記者とその象徴;聖体のシンボル;キリストとそのシンボル:魚、蛇、獅子;孔雀と鳩 ほか)〔ほか〕

著者等紹介

鶴岡真弓[ツルオカマユミ]
1952年生まれ。早稲田大学大学院修士課程修了。ダブリン大学トリニティー・カレッジ留学。現在、立命館大学文学部教授。西洋美術史、ヨーロッパ文化史、ケルト芸術・表象研究専攻
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

コットン

69
装飾写本芸術の最高峰と言われる『ケルズの書』は、動物とキリストの関係が分かるとともに装飾文字や渦巻き文様とか行間に描かれた動物などケルト美術が堪能できる本。2013/07/15

スプーン

32
「世界一美しい本」と言われる「ケルズの書」。パラパラとめくる。書かれているのは福音書とその装飾。意味深な数々の絵は、全宇宙と神、人間をあらわしていると思われる。グレゴリオ聖歌とも繋がる芸術の萌芽。2019/05/29

nina

32
おおよそ1200年前にスコットランドとアイルランドの修道院で制作された福音書の装飾写本であり、ケルト美術の真髄とも言われる『ケルズの書』。ページによってはほとんど余白がないぐらい、ケルトの伝統的な組紐模様とキリストのシンボルである動物たちなどが組み合わされた装飾文字で埋め尽くされており、その緻密さに目を奪われると同時に、間に美を見出だす日本美術のミニマルな視点から見ると、強迫観念的なものを感じざるを得ない。一方で組紐模様などは仏教美術にも近しい装飾は見られるし、のし袋の水引にもよく似ているように見える。2015/04/06

りょうこ

7
中世に制作された装飾写本『ケルズの書』。キリスト教の福音書の写本だが、ページの頭文字が緻密な装飾文字になっていたり、行間には文章から連想されるイメージの動物や聖体が描かれたりと、自由で旺盛な想像力をもつケルト文化の影響が強く表れた豪華絢爛なものとなっている。『ケルズの書』のカラー写真と共に、装飾写本制作の背景、アイルランドや中世ヨーロッパにおけるキリスト教の広がり、ひとつひとつのモチーフから読みとれる意味などが解説される。2011/11/29

堆朱椿

4
学生の頃、私は西洋中世の美術が怖くてしかたなかった。反写実の人物の描き方が特に。不気味な異世界にしか見えなかった。すっかり馴染んでしまった今では、この異様な美しさが堪らない。この本を読み図を往復しながら、ケルズの書の驚愕の細かさと理解不能なデフォルメを楽しんだ。写真は綺麗で嬉しいが、できれば原寸大の写真はどれか書いておいて欲しかった。それだけが残念。2014/10/31

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