出版社内容情報
ひとはなぜ影を恐れるの?
影が西洋美術で重要性を増した理由は?
私たちが見ているのは「現実」そのものではなく、
その影にすぎないのだろうか?
小ぶりで美しいこの本の中で、
版画家で美術史の教授の著者が影の歴史を物語る。
美術における影の誕生から、死や無意識との関係まで、
自然科学、心理学、美術、建築などの
幅広いジャンルに目配りして影を紹介するこの本を読めば、
世界の見えかたが一変するに違いない。
目次
自然界の影(影の名前;3次元の影;影が見える仕組み ほか)
心の中の影(影と魂;プラトンの洞窟;メランコリア1 ほか)
美術における影(美術の起源;スキアグラフィア(陰影法)
彫刻 ほか)
著者等紹介
ヴォーン,ウィリアム[ヴォーン,ウィリアム] [Vaughan,William]
世界的に知られたロマン派の美術史研究者。現在はロンドン大学バークベック・カレッジ名誉教授(美術史)で、ロンドンとサマセットで暮らしている
駒田曜[コマダヨウ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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