「知の再発見」双書<br> モンスターの歴史

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「知の再発見」双書
モンスターの歴史

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  • サイズ B6判/ページ数 142p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784422212081
  • NDC分類 457
  • Cコード C0322

内容説明

それぞれ姿は異なっていても、モンスターにはひとつの共通した抽象的な意味がある。つまり、モンスターというこの不可解な存在は、人間の思考の枠組みに対するひとつの挑戦なのである。人間の文化や社会がモンスターを生み出す理由を図像、写真を交えて明らかにする。

目次

第1章 モンスターと世界の文明
第2章 モンスターが意味するもの
第3章 科学的研究の時代へ?
第4章 今日のモンスター
資料篇―「モンスター」とは誰か?

著者等紹介

オードギー,ステファヌ[オードギー,ステファヌ][Audeguy,St´ephane]
小説家、エッセイスト。パリ近郊ブローニュ=ビヤンクールのリセ・ジャック・プレヴェールで、映画史と美術史を教えている。著書に『ひとり息子』(ガリマール社、2006年、ドゥ・マゴ賞受賞)などがある

池上俊一[イケガミシュンイチ]
1956年愛知県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科教授。専攻は西洋中世史。東京大学大学院人文科学研究科西洋史学専攻博士課程中退。86~88年フランス国立社会科学高等研究院に留学し、研究に従事する

遠藤ゆかり[エンドウユカリ]
1971年生まれ。上智大学文学部フランス文学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

140
この「知の再発見」双書は何冊は所有しているのですが、本棚の肥やしになっているので、興味のあるものから手に取りました。モンスターというとすぐフランケンシュタインとかを思い出すのですが、ここには昔からの系譜のような感じで書かれていて、とくにグリューネヴァルトやボッシュの絵画に出てくるようなものから、映画のエレファントマンやシャイニングまで出てきて楽しめます。2017/03/10

藤月はな(灯れ松明の火)

96
この双書シリーズはコンパクトで視野が幅広く、富んで面白いのだけど、資料の紹介と文章が飛び飛びになっていて読みにくいのが難点か。神話や世界の捉え方として登場してくるモンスター達とその両義性、奇形の捉え方の歴史、そして「モンスター」という言葉の意味の変遷に対する人間について紹介しています。最後の資料編は、読みたい本や観たい映画が増えて困る(笑)個人的に大好きな『エイリアン4』も紹介されていたのが嬉しかったな。トッド・ブラウニング監督の『怪物園』、観なきゃ。2019/03/17

姉勤

32
澁澤龍彦的なものを期待していていたが違った。ヨーロッパにおける古代からのモンスター。時に怪であったり、魔であったり。時代は下り、人間の外面の奇形、内面の狂気に移り、近現代は、主義やシステムに依ってもたらされる人間の暴走に、その形容は移っていく。半端に知恵がある分、分からないものを判らないまま受け入れるのではなく、解釈や憶測、不安や願望によって、モンスターは今後も生まれてゆく。AIや極超な演算能力の次世代コンピュータも、それと成ろう。2017/09/23

白義

20
まずもって本書自体が古今東西怪物博物館かというくらい図版が豊富でパラパラ眺めるだけで素晴らしい。内容も、怪物伝説から、アリストテレス以降の怪物の科学、哲学、奇形やサイコキラーまで広く浅く盛りだくさん。文化的には、怪物とは人間の秩序を正常なものとして成り立たせる「否定項」であるものの、それ自体に強い魅力がある。また、モンスター扱いされて迫害した奇形者たちへの人道的な配慮も行き届いていて小著だがいい読み応え。フーコーが注目し回想録を出版した両性具有者など知らないこともたくさんあった2014/11/22

春ドーナツ

17
デヴィッド・リンチの「エレファント・マン」(1980)を学生の頃に観た記憶がある。Wikipediaによると「19世紀の英国(を舞台に、実在した)青年ジョゼフ・メリックの半生を描く。アカデミー賞8部門にノミネートされた」そうです。本書にはジョゼフの自伝が抜粋されていた。ごくたまにエレファント・マンが夢に出てくることがある。モノクロの夢だ。いつも覆面(のようなもの)を被ってローブを羽織っているのだけれど、彼だということがわかる。資料編に顔写真(映画の)が掲載されていた。今度お会いするときはどうなるのだろう?2019/10/09

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