内容説明
色材の歴史には、わたしたちの感覚の変容、美術、化学、さらには政治や経済の歴史が関わっており、本書では、そうしたことが鮮明にすくい取られており、きわめて刺激的な書物となっている。
目次
第1章 絵具と染料
第2章 中世の色彩
第3章 需要と供給の爆発的増加
第4章 化学工業の勝利
資料編(古来より伝わる色材調製法;色名の変遷;染物と染料;オーカーの採石場;ものに色があるのはなぜ?;理想の黒)
著者等紹介
ドラマール,フランソワ[ドラマール,フランソワ][Delamare,Francois]
パリ国立高等鉱業学校教授。専門は材料表面研究。南仏の科学技術研究都市ソフィア・アンティポリスを拠点とし、さまざまな科学分野との交流を重ねるにつれ、古い絵具層の研究に関心を寄せる
ギノー,ベルナール[ギノー,ベルナール][Guineau,Bernard]
物理学者、フランス国立科学研究センター(CNRS)研究技師。古代の色彩を専門とし、フランス国立高等研究院第4セクションの歴史学者たちと共同で、色材の歴史や絵画技法の変遷、作品保存の諸問題について研究を行っている
柏木博[カシワギヒロシ]
デザイン評論家。武蔵野美術大学教授。近代デザイン史専攻。1946年神戸生まれ。武蔵野美術大学卒。展覧会監修:『田中一光回顧展』(東京都現代美術館)ほか多数
ヘレンハルメ美穂[ヘレンハルメミホ]
1975年生まれ。英語・仏語・スウェーデン語翻訳者。国際基督教大学教養学部、パリ第三大学近代仏文学修士課程修了。スウェーデン在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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