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「知の再発見」双書
チベット

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  • サイズ B6判/ページ数 174p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784422211725
  • NDC分類 222.9
  • Cコード C0322

出版社内容情報

歴史、宗教、文学など、想像力を刺激する多様な文化。写真を見るだけでも価値のある美しい入門書。

内容説明

チベットの宗教上の特徴は柔軟性にある。しかし、もしも変えることができないものがあるとしたら、それは転生者たちの存在である。転生者は「トゥルク」と呼ばれる…。

目次

第1章 空間とアイデンティティ
第2章 宗教と信仰
第3章 王国からラマ権政治へ
第4章 西洋人による探求
第5章 侵略と植民地化、チベットの現在
資料篇(チベットへそそがれる交錯した視線;チベットの詩;チベット医学;チベットと中国の間で:17条協定;チベット、党、ラマ)

著者等紹介

ポマレ,フランソワーズ[ポマレ,フランソワーズ][Pommaret,Francoise]
民俗学博士。現在、フランス国立科学研究センター(CNRS)研究員。国立東洋言語文化学院(INAL‐CO,フランス)で教鞭を執っている。これまでに数多くの学術論文および一般向けの論文を執筆してきた

今枝由郎[イマエダヨシロウ]
1947年生まれ。大谷大学卒業、パリ第七大学国家文学博士、ブータン国立図書館顧問、カリフォルニア州立大学バークレー校客員教授を経て、現在フランス国立科学研究センター(CNRS)研究ディレクター。チベット歴史文献学専攻、主要研究テーマは、チベット文化圏の歴史

後藤淳一[ゴトウジュンイチ]
1964年生まれ。中央大学文学研究科博士課程前期修了。仏文翻訳者
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

らっそ

10
神秘的だという固定観念はガラガラと崩された。ドロドロした歴史。ダライ・ラマという地位が強国の思惑で脅かされるのは今回が初めてではない。2018/08/17

Kaname Funakoshi

2
極彩色のチベット。西羌、何度かの歴史の断絶、土着宗教と仏教への同化、中国による植民地化と文化大革命と現代2021/10/31

えふのらん

2
同シリーズのアンコールワットなどと比べるとまとまりに欠ける(膨大な資料が焼き払われたこともある)が、ヨーロッパの視点を借りて観るチベットというのは面白い。色鮮やかなタルチョのような視覚的な要素、ポタラ宮に圧倒され心を入れ替えた宣教師、「シャンバラ」に人類の起源を追い求めたナチス、彼らが得たものは様々だが、その熱い視線には圧倒されるものがある。(一方で失われた地平線を否定的に扱っているのは興味深い)2018/06/22

ユーラシア旅行社 中国シルクロード情報局

2
フランス人研究者による本。日本人以外のチベット観が面白い。2012/07/19

RIki Bando

1
図や写真が多く、あまりイメージの沸きにくいチベット社会・文化の理解の一助となるのに十分な内容だった。また中国との歴史的な関係性についても知れてよかった。2017/05/23

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