「知の再発見」双書
聖書入門

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  • サイズ B6判/ページ数 174p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784422211534
  • NDC分類 193
  • Cコード C0316

出版社内容情報

【解説】
聖書は、言うまでもなく世界最大のベストセラーである。その影響は欧米社会だけでなく、広く近代文明の根幹にまでおよんでいる。  本書は、旧約聖書と新約聖書からなるその全体像を、聖書そのものの構成にそってわかりやすく説明する。創世神話、歴史物語、聖文学、預言書、福音書など、バラエティに富んだ物語とその背景となった歴史、それらを題材とした色鮮やかな芸術作品の数々。カラーで読む聖書入門書の決定版。

【目次】
第1章 「聖書」とは何か
第2章 歴史書
第3章 聖文学―知恵文学と詩
第4章 預言書と黙示文学
第5章 新約聖書
第6章 2000年のあいだ読みつがれて

内容説明

本書は6章から成り、第1章で聖書の成り立ちと特色を明らかにし、第2章から第4章で旧約聖書、第5章で新約聖書の内容が紹介され、第6章では「2000年のあいだ読みつがれて」という標題の下に、聖書の翻訳と解釈の歴史が説明され、現代に生きるわたしたちにとって聖書が何を意味するかが述べられ、「キリスト教徒であるか否かにかかわらず、今後もわれわれ人類にとって聖書は、つねに普遍的な知恵をもたらし、文学や音楽、演劇など、豊かな芸術作品を生みだす源でありつづけるだろう」という言葉で結ばれています。そのあとの資料篇では、聖書のドラマを形成する重要な聖書の箇所が引用され、さながら聖書の中の聖書といった貴重な読み物となっています。

目次

第1章 「聖書」とは何か
第2章 歴史書
第3章 聖文学―知恵文学と詩
第4章 預言書と黙示文学
第5章 新約聖書
第6章 2000年のあいだ読みつがれて
資料篇―聖書の物語

著者等紹介

ジベール,ピエール[Gibert,Pierre]
神学博士、文学・人文学博士(歴史学)、比較文学博士。1980年までパリ・カトリック学院神学部、1981年からリヨン大学で聖書釈義の講義を担当。『聖書はどのようにして書かれたか』、『聖書注釈小史』など著書多数
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

春ドーナツ

18
そもそも私は「死海文書」に関する本を読みたいと思ったのだ。ここで「待てよ」と誰かがささやく。「ガロ=ローマ」の教訓を忘れるなと。監修者序文に気になることが書いてあった。「1987年にカトリック教会とプロテスタント教会の協力によって産まれた『新共同訳聖書』は、世界的にも注目を浴びました」さらっとした文章なので想像するしかないのだが、日本におけるキリスト教の立ち位置は独特なのだろう。共存している国や地域は他にないのかも知れない。「共同」って具体的に何を共同したのだろう。本書を読了した暁には合点するのかしら?2019/10/06

スズコ(梵我一如)

7
そういえば体系立てて聖書を学んだことはないな、と手に取りました。聖書の主な部分の抜粋がまとめられていたのは良かったのですが、文章をまとめ過ぎていて良く分からなくなっている部分もあり、物足りない感が残りました。旧約と新約の違いは結構しっかり説明されていましたのでそれは良かったのですが、これがわかると逆にユダヤ教、キリスト教、その周辺国の歴史の3冊構成が良かったかもと欲が出てきます。今度は、もう一段上の図説付き入門書を読みたいです。2015/04/27

いっちゃん

7
一回目に読んだときよりは、何となく流れがつかめたような…まだまだ入門の域を出られそうにはないけど。2015/01/10

千尋

2
キリスト教について、詳しいことは何も知らないなと思ったので読んでみた。教科書のようにキリスト教の概要をさらっていく本で、初心者としては分かり易かった。ところどころに挿まれる絵画がとてもよかった!今度、聖書を読んでみようと思う。もっと詳しいことを知りたくなった。2013/08/11

nekozuki

2
僕自身は全く宗教を信仰してはいませんが、折に触れて目にする「キリスト教的思想」を理解するため、スタートとして読んでみました。「神万歳」であることは宗教だから当然ですが、自分が思っていた以上に史実との深い関わりがあるんですね。もう少し詳しく学びたくなりました。2013/06/04

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