「知の再発見」双書<br> ゴーギャン―私の中の野性

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「知の再発見」双書
ゴーギャン―私の中の野性

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  • サイズ B6判/ページ数 200p/高さ 18X13cm
  • 商品コード 9784422210636
  • NDC分類 723.35
  • Cコード C0371

出版社内容情報

【解説】
袋小路の西洋文明から逃避して原始と野性の息づくタヒチへ渡り,プリミティブな表現のなかに自己発見の道を求めつづけたゴーギャン。情熱と知性を武器に生きた生涯を解説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けいご

22
ゴーギャンが生まれてから亡くなるまでをめちゃくちゃわかりやすく教えてくれる一冊でした★自らを過酷な環境に身をおく事で生まれる新しい感性の作り方や、リアリズムからの脱却が未来のアートの希望になる事を誰よりも分かっていたんだろうな〜。先見の明を持ち過ぎると理解者は減り、寧ろ非難される事の方が増えてしまうからどうしても孤独にならざるおえないけど、その孤独に耐えながらもその中に美しさを見出し始めた時からが実はスタートなのかもしれないな〜。孤独や危うさを伴う美しさは理解を超えた美しさがあるよね★2021/06/17

ボルボン

16
自然への回帰がゴーギャンの時代から言われていたとしたら、現代人ってどうなっちゃうのって思った。生き物としての感覚がだいぶ鈍っているような気がしますね。野性を感じるってあんまりないですもんね。運動しているときや、性的な運動をしているときくらいしかない。タヒチのような場所に行くことは難しいので、山や川に遊びに行きたくなりました。2016/02/24

curry

15
岡本太郎なんかと同じような方だと思った。ほとばしるようなパワーを感じた。岡本太郎の本を読んだことがある。ゴッホは周囲からの評価、また周囲に認められたいとする自意識に苦しんでいた。そして自分を撃ったあとに、人に認められるなんてどうでもいい、生命の爆発するままに作品と向き合えばよかったんだと気づいた、という解釈が載っていた。ゴッホがなぜ自害したのか、詳しくないので自分にはわかりません。ただゴーギャンも誰かに認められたいという強い承認欲求を持っていて、それに苦しんでいたことがわかりました。2015/12/22

解体工事

10
ゴーギャンはフランスのポスト印象派の画家。生い立ちから、死までが詳しく分かり易く解説してあります。またゴーギャンがどのような人物、性格で人々にどのように見られ、受け入れられていたかも、詳しく書かれていて、読み応えバッチリです。この『知の再発見シリーズ』は、字ばかりでなくカラーの図や絵による説明が多く楽しんで読めます。『我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか』(1897〜1898)『黄色いキリスト』(1889)『タヒチの女』(1891)2019/05/26

ロー夫

3
見たものや風景をそのまま描くのではなく、自分の解釈を入れ込んで描く。それが芸術。2015/11/29

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