出版社内容情報
信長にその才を見出され、文武両道の武将として戦国乱世を駆け抜けた「未完の天下人」蒲生氏郷。会津92万石の名宰相の生涯を活写。
幼少にして信長にその才を見出され、文武両道にすぐれた武将として戦国乱世を駆け抜けた「未完の天下人」蒲生氏郷。大将ながら戦場で抜群の槍働きをなし、平時は城下の整備発展に尽くしたという稀有の名将は、いかにして戦国の階梯を昇っていったのか。さまざまな史料を駆使しつつ、会津92万石の名宰相にして悲運の人・氏郷の生涯をドラマチックに描き出す。
第一章 湖国に華やぐ日野・蒲生家
1 「荒城の月」ゆかりの会津鶴ヶ城
2 戦国風雲の申し子
3 蒲生の系譜
4 栴檀は双葉より芳し
5 近江源氏佐々木氏
6 痛恨の後藤騒動
第二章 鶴千代、晴れの松坂初陣
1 織田信長、近江に侵攻
2 信長、鶴千代にひと目惚れ
3 伊勢大河内城に初陣
4 信長に従い各地に出陣
5 戦国乱世の先鋒
6 伊勢の関と神戸の両家
7 伊賀天正の乱
第三章 信長、秀吉の天下布武
1 本能寺の変
2 日野篭城、秀吉に従う
3 清洲会議
4 伊勢路燃ゆ
第四章 松坂少将、戦雲・金鼓の夢
1 松ヶ島城血戦と遷都
2 松ヶ島懐古
3 松坂開府
4 松阪を愛した文化人
5 氏郷はキリシタンか
第五章 みちのく鶴ヶ城の会津宰相
1 会津転封
2 みちのく転戦
3 苦難の奥州平定
4 鶴ヶ城築城
5 会津の城下町づくり
6 氏郷名残りの茶道文化
7 会津の隠れキリシタン
8 氏郷と政宗、宿命の闘い
9 春の山風
第六章 悲愁、春の山風
1 蒲生家残照
2 秀吉による毒殺説
3 晩歌
蒲生氏郷略年譜
蒲生氏真系
蒲生家一門略系図
あとがき
内容説明
戦場にあっては武勇の名将、平時にあっては利休七哲の一人に数えられ、城下町づくりにも卓越した手腕を発揮した文武二道の達人・蒲生氏郷。近江日野に生まれ、織田信長に将来を嘱望された若武者時代、伊勢松坂を開府した壮年期、ついには会津92万石の宰相にまで登りつめる過程を丹念な筆致で描く。
目次
第1章 湖国に華やぐ日野・蒲生家
第2章 鶴千代、晴れの松坂初陣
第3章 信長、秀吉の天下布武
第4章 松坂少将、戦雲・金鼓の夢
第5章 みちのく鶴ヶ城の会津宰相
第6章 悲愁、春の山風
著者等紹介
横山高治[ヨコヤマタカハル]
昭和7年(1932)、三重県津市に生まれる。県立津工業学校を経て、同29年、明治大学政治経済学部卒業。元読売新聞社会部記者。河内支局長、連絡部次長などを歴任。全国歴史研究会特別顧問。三重県平成文化賞、大阪府知事賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hr
Splash
いくたろ(☆18)