図説 中国文明史〈8〉遼西夏金元 草原の文明

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  • サイズ A5判/ページ数 269p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784422202594
  • NDC分類 222.01
  • Cコード C0322

出版社内容情報

【内容紹介】
人類史上最大の陸上帝国をつくった元王朝(モンゴル帝国)。その後、海にも進出し、巧みに中国の技術と制度を吸収しながら、異民族王朝の中でも異例に漢化を嫌う一方、東西の大交流時代を演出することで中国文明に新たな要素を加えた。遊牧民の王朝がいかにして中国文明を活性化したかが功罪おりまぜて考察される。あわせて元に先立って相次いで勃興し、南北宋王朝に多大な圧力を加えた三つの異民族王朝の文化も活写する。

【詳細目次】
監修者序文 草原の文明〈遼 西夏 金 元〉 稲畑耕一郎
<遼 西夏 金 元>
第1章 「行国」から「城国」へ
 北方民族の勃興
 変わりゆく移動国家の生活
 都市での定住生活
 世界を揺るがす抗争の波
第2章 騎馬民族がもたらした栄光
 草原の騎馬軍団
第3章 すすむ漢化政策
 国づくりの基礎
 文明の衝突と融合
第4章 単一経済から多元的経済へ
 発展する経済-牧畜業
 発展する経済-農業
 発展する経済-商業
 世界が注目した手工業
第5章 芸術・風俗・科学技術
 多種多彩な芸術
 豪快でさっぱりとした民間の気風
 苦難の中で進歩した科学技術
第6章 ユーラシアの文化の大交流
 国際的な宗教受容
第7章 統一に向かって
 空前の活況をみた国内外の交流
 コラム
 遼西夏金元年表
 遼西夏金元系図
 索引
 図版一覧
 参考文献
 


【著者略歴】
劉煒(りゅう・い);中国文物交流センター主任助理、中国文物学会秘書長・常務理事などを歴任。歴代皇帝の陵墓制が専門。国家文物局の文物辞書シリーズの編纂メンバーの一人。『中国文物精華大全』の編集主幹で、そのほか『中国文物定級図典』、『中国芸術史大図典』の編纂にも関わっている。

杭侃(こう・かん);『図説中国文明史7』の著者でもある。現在、上海博物館渉外展覧部副研究員を務める。北京大学考古学博士を取得。北京大学考古学系の著名な考古学専門家の宿白教授に師事し、仏教芸術、唐宋期の古建築、宋元時代の考古学などを専門に研究し、学術的成果はきわめて優れている。三峡文物考古調査、河南省古建築調査に加わり、発表論文は十数篇にのぼる。現在、上海博物館文化交流弁公室にて渉外展覧の導入事業に携わり、『草原瑰宝―内蒙古文物精華展』『雪域蔵珍―西蔵文物精華展』などの図録を責任編纂・出版する。


稲畑耕一郎;早稲田大学文学学術院教授、北京大学中国古文献研究センター客員教授。中国古代学が専門。主要著作に『一勺の水』(二玄社)、『神と人との交響楽-中国 仮面の世界』(農分協)など。「三星堆」展、愛知万博グローバルハウスの中国文物展など数多くの展覧会の監修も務める。

【予定タイトル】
第1巻 先史・文明への胎動
第2巻 殷周・文明の原点
第3巻 春秋戦国・争覇する文明
第4巻 秦漢・雄偉なる文明(発売中)
第5巻 魏晋南北朝・融合する文明(発売中)
第6巻 隋唐・開かれた文明
第7巻 宋・成熟する文明(発売中)
第8巻 遼西夏金元・草原の文明(発売中)
第9巻 明・在野の文明
第10巻 清・文明の極地(発売中)
※いずれも仮タイトル

内容説明

疾風怒涛、大地を駆け抜けた騎馬の民は、文明の破壊者か?それとも、革命者か。

目次

第1章 「行国」から「城国」へ
第2章 騎馬軍団がもたらした栄光
第3章 すすむ漢化政策
第4章 単一経済から多元的経済へ
第5章 芸術・風俗・科学技術
第6章 ユーラシアの文化の大交流
第7章 統一に向かって

著者等紹介

稲畑耕一郎[イナハタコウイチロウ]
早稲田大学文学学術院教授、北京大学中国古文献研究センター客員教授。これまでに、北京大学考古系交換研究員(84年)、南開大学東方芸術系客員教授(85年)などを兼任。中国古代学が専門

劉〓[リュウイ]
中国文物交流センター主任助理、中国文物学会秘書長・常務理事などを歴任。歴代皇帝の陵墓制が専門。国家文物局の文物辞書シリーズの編纂メンバーの一人。『中国文物精華大全』の編集主幹

杭侃[コウカン]
上海博物館渉外展覧部副研究員。北京大学考古学系で博士号を取得。仏教芸術、唐宋期の古建築、宋元時代の考古学を専門とし、三峡の考古学発掘調査や河南省での古建築調査に参加、関連の発表論文は十数篇にのぼる

表野和江[ヒョウノカズエ]
慶應義塾大学大学院文学研究科中国文学専攻後期博士課程単位取得退学。中国政府給費留学生として南京大学中国語言文学系に留学。現在、慶應義塾大学非常勤講師・早稲田大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ろーじゃ

0
元朝時代の絵画が面白かったです。人物だけの絵が滅多になく、馬や自然とセットで書かれる所がステレオタイプに叶っていてなかなか。唐と文化や宗教が似ているためか、遼の図が比較的豊富で、西夏や金は少なめ。 現存してる物が少ないのかな…。2012/09/30

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