図説 中国文明史〈1〉先史―文明への胎動

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  • サイズ A5判/ページ数 273p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784422202525
  • NDC分類 222.01
  • Cコード C0322

内容説明

広大無辺な中国の大地、そこに印された足跡は、壮大な文明への道標。約400点のフルカラー図版。

目次

旧石器時代―200万年前‐1万年前(森林を出た類人猿;体を動かし、頭を働かせた祖先)
新石器時代・夏王朝―1万年前‐3600年前(新石器革命の到来;繁栄する母系氏族社会;父系氏族社会の成立;最初の王国の誕生)

著者等紹介

稲畑耕一郎[イナハタコウイチロウ]
早稲田大学文学学術院教授、北京大学中国古文献研究センター客員教授。これまでに、北京大学考古系交換研究員(84年)、南開大学東方芸術系客員教授(85年)などを兼任。中国古代学が専門。数多くの展覧会の監修を務める

劉〓[リュウイ]
中国文物交流センター主任助理、中国文物学会秘書長・常務理事などを歴任。歴代皇帝の陵墓制が専門。国家文物局の文物辞書シリーズの編纂メンバーの一人。『中国文物精華大全』の編集主幹で、そのほか『中国文物定級図典』、『中国芸術史大図典』の編纂にも関わっている

趙春青[チョウシュンセイ]
北京大学考古系博士課程修了、博士の学位を取得。先史社会と中国文明の起源について重点的に研究を行っている。また『夏商周断代工程』プロジェクトに参加。河南省、陝西省などの遺跡の発掘に従事し、「姜寨墓地初探與再探」など多くの論文を発表している。現在、中国社会科学院考古研究所副研究員

秦文生[シンブンセイ]
鄭州大学歴史系考古専業卒業。雑誌『中原文物』副主編、河南省博物館副館長などを歴任。河南省における発掘調査と研究の責任者。先秦時代の中原地域の考古学を研究し、数十におよぶ論文を発表している。現在、河南省文物研究所副所長および研究員

後藤健[ゴトウケン]
早稲田大学大学院文学研究科史学科考古学専攻博士後期課程単位取得退学。早稲田大学第一文学部助手、早稲田大学21世紀COEアジア地域文化エンハンシング研究センター助手などを経て、現在早稲田大学文学学術院非常勤講師、早稲田大学シルクロード調査研究所客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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写真とイラストたっぷりのものすごく詳しい歴史の資料集といった趣で、眺めてるだけでとても楽しい。伏羲と女禍の神話から始まり、北京猿人についてもいっぱい。さすが大陸。粟ってネコジャラシを栽培して改良したものだったんだなあ…。揚子江イルカを象った四千年前の陶製の水壺がオオサンショウウオみたいで、目がもちゃっとしてて、とってもラブリー。猪は頭部70パーだったものが先史時代に頭部50パー、現代の豚では30パーにまで品種改良されたとのことで、肉食だった猪が草食で頭ちっちゃい豚にしちゃう人間の食欲すごいなあと思った。 2019/02/13

じょあん

1
中国での人類の登場からいわゆる夏王朝まで。図版が豊富で、先史の中国の諸文化についてその特色・出土文物などが取り上げられ、理解の助けになる。原著は『中国文明伝真』。中国の本の訳書らしく、人類の進化についても、アフリカ単一起源説への対抗が見られる点、夏王朝の存在を確定的に扱い、先史の絵文字を漢字のルーツとほぼ断じているところなど、中国の歴史の古さ、先進性、独自性を強調しているように見える。その点、日本語訳版でついたコラムが冷静に修正をかけていると言える。先史の中国の理解に役立つ点は間違いがない。2021/08/14

こんがら童子

0
写真が多くわかりやすかったが、まとめ方がいまいちで、何度も前後を読み直し、現在地を確認しなければならなかった。2010/07/18

Oltmk

0
写真が多くヴィジュアル的な資料として優れていると思ったが、正直史記などの古典籍の引用が多くこの辺は岡村先生の夏王朝、宮本一夫先生の新・中国の歴史1巻を参照した方が良い。それ以外は初心者向け資料としては出来が良いと思います。2018/02/14

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