医療の歴史―穿孔開頭術から幹細胞治療までの1万2千年史

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医療の歴史―穿孔開頭術から幹細胞治療までの1万2千年史

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  • サイズ A5判/ページ数 400p/高さ 25cm
  • 商品コード 9784422202389
  • NDC分類 490.2
  • Cコード C0022

出版社内容情報

原始的外科手術からバイオ治療に至るまでの医療史を、豊富なカラー資料とともに描く、アカデミックで読みやすい物語(ヒストリー)。

物語を読むように、知識と教養が深まっていく《書斎の世界史》シリーズ第2弾。太古から頭蓋骨に穴を開ける外科手術を敢行し、いまやiPS細胞によるバイオ医療を実現した人類の、傷病死との闘いの歴史を、わかりやすい文章で幅広い読者を獲得しているスティーブ・パーカーが描き出します。写真・図版・年表など200点以上のビジュアル資料をフルカラーで収録した、アカデミックでありながら読みやすい物語(ヒストリー)です。

主な目次

●信仰と伝統――900年まで
先史時代の医術/穿孔開頭術[図説]/エジプトの僧医/古代エジプトの手術[図説]/ヒポクラテスと古代ギリシャの医学/ガレノスとローマの支配/
古代ローマの外科処置用器具[図説]/ヨーロッパの暗黒時代/年表:腺ペスト/錬金術師/東洋の伝統医学/アーユルヴェーダ/ネイティブ・アメリカンの医学/シャーマニズム[図説]/アフリカと西アジアの伝統

●科学的な医術の幕開け――900‐1820年
アル・ラーズィー、イブン・スィーナー、アラブの復興/四体液[図説]/ヨーロッパの医学校/ヴェサリウスと解剖学者/パレと理髪外科医/瀉血[図説]/ハーヴィーと血液の循環/顕微鏡革命/初期の顕微鏡[図説]/恐ろしい天然痘の征圧/年表:天然痘の撲滅

●工業が発展した時代の医学――1820‐1920年
女性医師/麻酔法/初期の麻酔薬[図説]/ジョン・スノウと疫学/フローレンス・ナイチンゲール/血圧の測定[図説]/パストゥールと微生物学/年表:狂犬病の恐怖/リスターと消毒剤/母子医療/病原菌説/活動中のウイルス[図説]/医学と精神

●近代の医学――1920‐2000年
血液型と糖尿病/輸血[図説]/最初の抗生物質/抗生物質のはたらき[図説]/癌に対する闘い/破壊的な細胞/古い器官を新しく/人工器官と義肢[図説]/高齢者のための医療と介護/予防接種の発達/免疫の仕組み[図説]/最初の移植/新たな心臓[図説]/身体の画像化/体の内側を見る[図説]/体外受精の誕生/補完・代替医療/パンデミックの起こる可能性/
年表:HIVとAIDSとの戦い

●遺伝子と将来の夢――2000年以降
遺伝子学と医療/遺伝暗号[図説]/ロボットと遠隔医療/救急医療/電気ショック[図説]/幹細胞治療/尊厳と死/三千年紀の医療/年表:蚊によって媒介されるマラリア

【著者紹介】
Steve Parker科学全般と生命科学、特に生物学と人体を専門とする作家、編集者、顧問。第一級優等理学士号を取得、ロンドン動物学会の上級科学フェロー(Senior Scientific Fellow)。家庭医の週刊誌『GP』で嘱託編集員を務めていた。子ども向けの平易な文章で大好評を博した『人体の本』から、『医学と人体』をはじめとする「目撃者」シリーズ(Eyewitness Series、いずれもドーリング&キンダースレイ社刊)まで、これまでに250冊以上の著書を執筆。BBCのブルー・ピーター賞、タイムズ教育週報の選ぶ図書賞、ローヌ=プーラン科学図書賞などの最終候補に選ばれている。

内容説明

太古から頭蓋骨に穴を開ける外科手術を敢行し、いまやiPS細胞によるバイオ医療を実現した人類の、傷病死との終わりなき闘い―。多彩な図版と年表で紐解く“書斎の世界史”。

目次

信仰と伝統―900年まで(先史時代の医術;穿孔開頭術(図説) ほか)
科学的な医術の幕開け―900‐1820年(アル・ラーズィー、イブン・スィーナー、アラブの復興;四体液(図説) ほか)
工業が発展した時代の医学―1820‐1920年(女性医師;麻酔法 ほか)
近代の医学―1920‐2000年(血液型と糖尿病;輸血(図説) ほか)
遺伝子と将来の夢―2000年以降(遺伝学と医療;遺伝暗号(図説) ほか)

著者等紹介

パーカー,スティーブ[パーカー,スティーブ] [Parker,Steve]
科学全般と生命科学、特に生物学と人体を専門とする作家、編集者、顧問。第一級優等理学士号を取得、ロンドン動物学会の上級科学フェロー(Senior Scientific Fellow)。家庭医の週刊誌『GP』で嘱託編集員を務めていた。これまでに250冊以上の著書を執筆。BBCのブルー・ピーター賞、タイムズ教育週報の選ぶ図書賞、ローヌ=プーラン科学図書賞などの最終候補に選ばれている

千葉喜久枝[チバキクエ]
1969年東京生まれ。東京都立大学卒。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程中退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

38
原著タイトル「KILL OR CURE」。身もふたもない…。古代ローマの医療器具に震え上がり、ナイチンゲールの「病院でまず最初に必要とされるのは、病人に危害を加えないことである」という言葉に呆然とし、硬貨をつまむバイオニック・ハンドにときめき…。医療従事者のたゆまぬ努力と失敗と成功。その積み重ねの恩恵を私たちは受けている。そして同時に新たな実験の対象にもなっている。私が受けてきたワクチンや治療の積み重ねも医療の歴史の一部なんだもんなあ。ちなみに我が家でただ一人、天然痘のワクチン痕が残っている私です。2024/02/26

葵(あおい)

6
正式には、読み終えた本、ではなく、挫折した本です。100ページくらいまでで挫折。翻訳だからか読みにくくて…。あいだあいだにはさまれる冗談めかしたような説明の記述が、これはホントか?ジョークか?なとこがいっぱいなことも挫折した原因かも。 一応多少内容についての感想を。過去の医療がすごく眉唾もので怖い。反面、そんな昔からそんなに発達してたの?と思うようなこともある。メスは複数種類あったとか、19世紀ごろまで医療用大はさみの形態はほぼ変わってなかったとか。 飛ばして現代を読んじゃえば良かったかな?2016/04/03

氷菓子

3
西洋医学、中国の東洋医学だけでなく、インドのアーユルヴェーダ、ネイティブアメリカンの医療など幅広い地域の歴史を網羅している。残されている絵画や、道具の写真がふんだん(文字だけのページの方が少ないほど)なので図鑑を眺めるような感じで楽しく読めた。ローマのガレノスが動物の解剖などで人体の構造を解明するのに大きな貢献をしたものの、その功績の大きさゆえに彼が間違っていた部分も1400年に渡って後世の人々は盲目的に信じてしまった。教科書を信じてしまうのは分かるけど、1400年も気付かないのはちょっと長すぎのような。2022/08/13

めぐみこ

3
先史時代の医術に始まり、最新の遺伝子治療・3Dプリントの応用・クローニング…医学の発展と問題について。戦争と紛争が医学の発展を促進したという事実は皮肉だ。ヒトと木とで共有される遺伝子の割合50%は多いのか少ないのか。パンデミックについての項は、時節柄、身につまされる。2020/04/09

ライクロフト

3
おおまかな医療の歴史をざっくり学べる本。図版が多く、かつ生々しいのがほとんどなくてよかった(グロ耐性ゼロなので)。1万年以上前に頭蓋骨に穴を空ける外科手術が行われていたとか、逆に100年ちょっと前まで消毒はむしろ異端だったとか、興味深い話がたくさん。膨大な試行錯誤と研究と犠牲によって現代の医療が成立していることが実感できた。2019/04/07

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