明治維新とは何だったのか―薩長抗争史から「史実」を読み直す

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明治維新とは何だったのか―薩長抗争史から「史実」を読み直す

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  • サイズ B6判/ページ数 288p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784422201597
  • NDC分類 210.61
  • Cコード C0021

出版社内容情報

明治維新を推し進めたのは、内戦の「勝者」である薩摩・長州の下級武士たちであった。しかし、薩長は常に協力して近代日本を建設したわけではなかった。権力闘争を繰り返して派閥を生み、その構図は戦争の時代へとつながっていく。本書は薩長がなぜ時代をリードできたのか、その功罪は何かを中心に、丹念に一次史料をたどって再検証するもの。150年の間に書き換えられてきた「史実」を問い直し、この国の行方を考える一助としたい。

内容説明

薩摩・長州の権力闘争史から見えてくる日本のゆくえ。黒船来航から日本最後の内戦を経て近代国家樹立まで、激動の時代を一次史料から丹念にたどり、一五〇年の間に書き換えられてきた「史実」を問い直す。

目次

はじめに―いまなぜ明治維新を読み直すのか
序章 薩摩は体力、長州は知力
第1章 黒船来航を機に国政へ
第2章 薩摩の脱落と挫折
第3章 長州の暴走
第4章 「薩長同盟」成る
第5章 錦旗は官軍の証
第6章 最後の内戦から大日本帝国へ
終章 薩長の天下とその行く末

著者等紹介

一坂太郎[イチサカタロウ]
1966年、兵庫県芦屋市生まれ。幕末維新史研究家。萩博物館特別学芸員、至誠館大学特任教授、防府天満宮歴史館顧問、春風文庫主宰。大正大学文学部史学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

リョウ

5
明治維新について、なるべく客観的な事実を整理してまとめている。説明は淡々としているが、教科書だけでは分からない、それぞれの藩の中の動きや藩主の性質が与えた影響なども知ることができた。2018/08/31

ハルキゲニア

4
過去に読んだ本と同じ題名だったので気になって読んでみました。明治維新の詳しい解説といった雰囲気の本です。坂本龍馬や高杉晋作のイメージが、だいぶ違うなという感想です。私のもつ2人のイメージは司馬遼太郎さんの作品によるものであって、史実ではないんだなと気づかされました。しかし、淡々と史実だけを並べたものと、史実の隙間を物語で埋めたものとでは、おもしろさが全然違うなと思い知りました。2019/08/13

六点

4
結果から逆算して、我々は幕府の滅亡を所与の前提として考えており、また、萩藩家中がその倒幕思想故に幕府と対立していたと思いがちであるが、それも結果からの想定にすぎないことが理解できた。しかし、山県有朋や井上馨の評価が低いのは司馬遼太郎のせいなのであろうなあと思った。著者は長州の研究者であるから、少し、鹿児島側のグダグダさの掘り下げをしてほしいのは望蜀なのであろうか。2017/12/04

plumriver

2
お恥ずかしながら明治維新のことを良く分かっていなかったので、教科書的な本を読んでみました。坂本龍馬や新撰組などにフォーカスするわけではなく、時代の流れと各プレーヤーの思惑や動きを大局的に眺められます。それにしても天皇がメーンプレーヤーの一人になると、事情がかなり複雑になりますね。とても興味深い時代です。2022/10/04

緑のたぬき

1
江戸末期倒幕から明治い政府成立までの"明治維新"について詳細に記述。やはり薩長が幕府、徳川憎しで武力革命。天皇に頼られた会津藩、会津赦免を願い出た東北藩は西側の権力闘争に巻き込まれ感。靖国神社が戊辰戦争官軍(新政府軍薩長軍)戦死者を祀るためにできた組織が母体。賊軍戦死者は祀られず。政権が過去の犠牲を正当化するための政治的な神社だったんだな。明治の華族の地位は旧藩主、薩長軍人に位が与えられたがそれらの子孫の現在の権力、地位はどうなっているのだろうか。要調査。2022/03/27

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