『七一雑報』を創ったひとたち―日本で最初の週刊キリスト教新聞発行の顛末

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  • サイズ B6判/ページ数 247p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784422143842
  • NDC分類 198.321
  • Cコード C0016

出版社内容情報

明治8年、日本初のキリスト教週刊新聞として発行された『七一雑報』。明治維新後の混乱期に同紙を創刊した人たちの活躍を描く。

明治8年、日本最初のキリスト教系週刊新聞『七一雑報』が神戸で発行された。同紙はキリスト教伝播という使命とともに、西洋の新文明を紹介した啓蒙記事を満載し、日本の近代文化の形成に大きな役割を果たした。明治維新後の混乱期にこの新聞を発行した3人、宣教師ギューリック、金沢出身で慶應義塾に学んだ今村謙吉、開明度の高い三田藩の元藩士村上俊吉の活躍を軸に、新資料を使って同紙発行の経緯を余すところなく描き出す。

序 章 『七一雑報』とは
第一章 金沢での今村謙吉
第二章 謙吉の英語修業
第三章 江戸での村上俊吉
第四章 揺れる俊吉
第五章 『天道溯原』と俊吉
第六章 謙吉のハワイ旅行
第七章 神戸に戻った俊吉
第八章 『七一雑報』発行される
第九章 終局に立ち会った二人

内容説明

キリスト教解禁の二年後に神戸で発行された『七一雑報』。その3人の立役者、宣教師ギューリック、慶應義塾に学んだ今村謙吉、放蕩児で三田藩の元藩士村上俊吉の活躍を新資料を使って活写する。

目次

序章 『七一雑報』とは
第1章 金沢での今村謙吉
第2章 謙吉の英語修業
第3章 江戸での村上俊吉
第4章 搖れる俊吉
第5章 『天道溯原』と俊吉
第6章 謙吉のハワイ旅行
第7章 神戸に戻った俊吉
第8章 『七一雑報』発行される
第9章 終局に立ち会った二人

著者等紹介

勝尾金弥[カツオキンヤ]
児童文学者。愛知県立大学名誉教授。1927年、石川県金沢市生まれ。金沢大学教育学部卒業。数々の児童文学を発表しながら、愛知県立大学教授、梅花女子大学教授等を歴任。サンケイ児童出版文化賞、泉鏡花記念金沢市民文学賞、日本児童文学者協会賞、日本児童文学学会賞、石川テレビ賞、中日文化賞、金沢市文化賞など受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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