子ども社会の心理学―親友・悪友・いじめっ子

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  • サイズ B6判/ページ数 285p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784422120348
  • NDC分類 371.45
  • Cコード C0011

内容説明

子どもは友だちつき合いを通して社会性を身につける。友情の本質、グループの持つ掟や残酷さ、いじめ、人気戦争。子どもの世界を鮮やかに分析し、親や先生の役割を明示した画期的な本。

目次

恐るべき誕生パーティ
はじめての絆
友情をたずねて
ベストフレンドがいれば
ジャングルの掟
敵の出現
サバイバル
ジェンダー・ゲームのルール
バイキンたちのロマンス
違いを越えて
学校にできること
親にできること

著者等紹介

トンプソン,マイケル[トンプソン,マイケル][Thompson,Michael]
臨床心理学者。現在ボストン郊外の高校でスクールカウンセラーをするかたわら、合衆国各地でイジメや少年非行について、教師や親と一緒に考えるワークショップを開いている。1999年、ダン・キンドロン博士と共著で『カインの育て方』を世に問う。銃乱射事件など凶悪化する少年問題に心理面から取り組んだこの本は、アメリカでベストセラーとなった。その後も、『男の子を育てる愛のカルテ』で一般の親たちからの相談にアドバイスを与えたり、ADHDの専門家エドワード・ハロウェルと組んで『幼児心理の探求』を著したりと、精力的な活動をしている。理論肌というより、ユーモアで「悩み」を「笑い」に変え、相手をほのぼのさせてしまう名人。私立高校全国連合会評議員、インターナショナル教頭学会会長。マサチューセッツ州アーリントン在住

グレース,キャサリン・オニール[グレース,キャサリンオニール][Grace,Catherine O’neill]
雑誌『インディペンデント・スクール』の元編集者。十五年間ワシントン・ポスト紙で若者向けの心理学コラムを担当。夫のドナルド・グレースが校長を務めるマサチューセッツ州のチャペル・ヒル寄宿高校で、国語の先生をしている

コーエン,ローレンス・J.[コーエン,ローレンスJ.][Cohen,Lawrence J.]
臨床心理学者。著書に『楽しい子育て』。ボストン・グローブ紙でコラムを書いている。マサチューセッツ州ブルックリン在住

坂崎浩久[サカザキヒロヒサ]
1963年生まれ。1988年、京都大学大学院教育学研究科修士課程修了後、阪本精神病理学研究所研究員。臨床心理士
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

入江・ろばーと

0
10年以上前のアメリカの本だけど、島宇宙とかスクールカーストとかが問題になってる今の日本の子どもたちにも“参考”になる。結局子ども同士の力関係を大人がどう捉えるか、というところ? 2015/01/12

bodbod

0
いい。子ども時代をふりかえる2009/11/26

パーシー

0
前半はこどもの発達と友情の成立仮定、後半はいじめの構造的必然性といった話が書かれている いじめにおける傍観者の役割とかスクールカーストといったキーワードに興味のある方はぜひ スクールカウンセラーの著者が豊富な実例を筋道だてて解説した本書は教師、親なら読んで損のない一冊だと思う 子どもも状況を客観的に把握できるかもしれない アメリカの本なのでハロウィンパーティーなど日本とは事情の違うところだけは残念 日本の著作でこれくらいいいのはないものか2009/10/24

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