どこへ行こうか、心理療法―神田橋條治対談集

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どこへ行こうか、心理療法―神田橋條治対談集

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  • サイズ A5判/ページ数 200p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784422117805
  • NDC分類 146.8
  • Cコード C3011

出版社内容情報

 精神科医・神田橋條治がわが道を極めた三人の心理臨床家たちと行った対談を一冊にまとめたもの。神田橋の卓抜なインタビュアーとしての技が、三人の臨床家それぞれの特質を見事にとらえ、それを豊かに引き出してゆく。
 冒頭の増井武士との対談は、かつて分析家(スーパーヴァイザー)?被分析家(ヴァイジー)であった二人の当時の様子を彷彿とさせ、熟練の域に達してもなお師に教えを請う姿勢をとる増井の姿からは、よりよき「臨床」を追い求め続ける実践家の真摯さが伝わってくる。
 次の村山正治との対談では、村山が学生の頃に出会った恩師たちの言葉や、黙ってじっと待ってくれたことなど、学生を育てる際の根底に、自身の若かりし日の苦悩の経験があることが明かされる。さらにカール・ロジャースとの出会い、彼からの学び、自分にとってのエンカウンター・グループについてなど、村山が臨床において何が大切かをひたすら考え、追い求めてきたことが、そのまま次世代を育てる際に生かされていることが理解できる。
 最後の成瀬悟策との対談では、年長の成瀬への神田橋の気遣いや配慮が随所に感じられるが、時には鋭く切り込む場面もあり、癒しと緊張とが刻々、ない交ぜになってゆく。「心」と「体」の関係から始まり、成瀬が古澤平作に精神分析を受けたときの話、ことに動作法に関しては、理論と体験について、自己治療ということ、どこまで治療するのか、技をどう伝えるのかなど、創始者である成瀬にしか聞けない話が続き圧巻である。
 本書は、心理臨床実践を支える根幹に触れるものとして臨床家必見の対談ではあるが、その道の個性豊かな匠たちのいかにも人間らしい、飾らぬ魅力に満ち溢れた語りとしても、十分楽しみながら読むことができる。

内容説明

精神科医・神田橋條治と独自の道を極めた心理臨床の達人三傑とが山頂でくり広げる「語り」の宴。かつて神田橋とスーパーヴァイザー‐ヴァイジーの関係であった増井武士。カール・ロジャースに学び、独自のグループ論を考案・展開する村山正治。動作法の創始者であり、日本の心理臨床の牽引者である成瀬悟策。三人それぞれの特質を豊かに引き出す、卓越した神田橋の対話の技と妙。

目次

心の成りゆくままに(増井武士×神田橋條治)(「今、ここ」を生きる;「頭が真っ白」になる経験;パソコンでカウンセリングができるか ほか)
心理臨床家をどう育てるか(村山正治×神田橋條治)(二人の出会い;「ゆっくり探せばいい」;自分の人生に納得することが大事 ほか)
どこへ行こうか、心理療法(成瀬悟策×神田橋條治)(表題に行く着くまで;「心」の治療になぜ「体」を使わないのか;フォーカシングについて思うこと ほか)

著者等紹介

成瀬悟策[ナルセゴサク]
1924年、岐阜県生まれ。医学博士、臨床心理士第一号。九州大学名誉教授。日本リハビリテイション心理学会名誉理事長。日本臨床動作学会名誉会長。1950年に東京文理科大学心理学科を卒業後、東京教育大学助手・講師、九州大学教育学部助教授をへて同教授。九州女子大学・九州女子短期大学学長、吉備国際大学教授、吉備国際大学大学院教授等を務める。また、日本催眠医学心理学会理事長・日本心理臨床学会理事長・日本リハビリテイション心理学会理事長などを歴任。2019年8月3日、95歳で逝去。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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nekoizuzu

0
神田橋先生、若い人とも対談してほしいと思うのは私だけ・・。2022/05/02

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