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出版社内容情報
いまや世界的な大スターとなったK-POPグループ、BTS(防弾少年団)。その4枚目のフルアルバム『MAP OF THE SOUL:7』のタイトルは、ユング派分析家マリー・スタイン氏の著書に由来していると言われており、収録曲にも「ペルソナ」や「シャドウ(影)」「エゴ(自我)」などユング心理学にまつわるキーワードが散りばめられている。
BTSはいったいそこで何を表現しようとしているのか。そして、なぜユング心理学を題材に選んだのか――。
BTSのアルバムにインスピレーションを与えたとされるスタイン氏本人が、ユング派分析家という立場から『MAP OF THE SOUL:7』を読み解く。アルバムの考察書にしてユング心理学の入門書。
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『MAP OF THE SOUL : 7』に収録された曲の意味の深さに、世界中のBTSのファンはきっと驚くことになるだろう。このアルバムに収録されているのは、努力や野心といったものが持つ意味について、世俗的な成功の危うさと虚しさについて、さらには人生という旅路において、たとえ多くの落とし穴に遭遇したとしても立ち直り、先へと進んでいく、人間の精神の驚くべきレジリエンスの力について、聴く者を深い水準の内省へと導くことができる曲だ。(「はじめに」より抜粋)
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●訳者からのメッセージ●
本書を読まなくても、ユング心理学の難しい理論を知らなくても、BTSの音楽や映像作品はもちろん心から楽しむことができます。最良のアートには、いつだって理性を超えていく力が備わっているのですから。でも本書を読めば、BTSが『MAP OF THE SOUL:7』で見事に表現しているもの──「ペルソナ」「影」「自我」──は、自分自身の人生にとっても大切な何かなのだという実感がきっと生まれてくるはずです。そのことは『MAP OF THE SOUL:7』を、そして他のBTSの作品を、これまで以上に深く愛することの助けになってくれるでしょう。ユング心理学がBTSに本気で取り組んだ一冊を、ここにお届けします。(大塚紳一郎)
内容説明
アルバム『MAP OF THE SOUL:7』ではいったい何が表現されているのか―。そのコンセプトにインスピレーションを与えたとされる著者が、ユング派分析家という立場からアルバムを読み解く。アルバムの考察書にしてユング心理学の入門書。すべてのARMYへ贈る一冊。
目次
第1章 BTSと7
第2章 『MAP OF THE SOUL:7』の歌詞の考察
第3章 「こころの地図」の概要
第4章 イントロダクション:ペルソナ
第5章 BTS、ユング、本当の自分
第6章 ペルソナとアイデンティティ
第7章 自分を愛そう、自分の名前を知ろう、自分を語ろう
第8章 イントロダクション:影
第9章 影
第10章 イントロダクション:自我
第11章 自我
第12章 世界共通言語としての音楽
著者等紹介
スタイン,マリー[スタイン,マリー] [Stein,Murray]
ユング派分析家。シカゴのユング研究所で20年にわたり訓練分析家を勤める。2003年以来スイスに住み、現在はInternational School for Analytical Psychology Zurich(ISAP)の訓練分析家、スーパーヴァイザー。2001‐2004年、International Association of Analytical Psychology(IAAP)会長、2008‐2012年ISAP Zurich所長
ビュザー,スティーヴン[ビュザー,スティーヴン] [Buser,Steven]
医学博士。C.G.ユング研究所の2年間の臨床研修プログラムの卒業生で、アッシュビル・ユング・センターの共同創設者。20年以上にわたり個人で精神科医として働いてきた。Chiron Publicationsの発行人を務めている
クルーズ,レオナード[クルーズ,レオナード] [Cruz,Leonard]
医学博士。Chiron Publicationsの編集長で、アッシュビル・ユング・センターの共同創設者でもある
大塚紳一郎[オオツカシンイチロウ]
1980年、東京生まれ。公認心理師。2002年慶應義塾大学文学部卒。2009年甲南大学大学院人文科学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、大塚プラクシスを主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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