出版社内容情報
あなたのお子さんは、「新しいことをやってみようとしない」「自己批判的で、自分に厳しい」「新しいチャレンジを避けている」というようなことはありませんか?
もし、自分の子どもが自尊心の低さに苦しみ、自分らしく振る舞えずにもがいているのではないか、と感じているのなら心配しないでください。これらは、お子さんが自己受容に悩んでいるサインかもしれません。子どもたちはみな、大人と同じように、ときに悪戦苦闘しながら本来の自分を生きようと努力するものなのです。
この本は、7歳から11歳の子どものために書かれた〈おたすけモンスター〉シリーズの第4巻です。この時期は、今だけでなく将来にわたって子どもの心の健康に影響を与えるようなことがたくさん起こり、子どもたちが自分自身とのしっかりとした健全な関係を築いていく上で大切な時だと言えます。
本書は、児童心理学者が使用している実績のある認知行動療法とマインドフルネスの手法に、お子さんが自己信頼を高めるためのアクティビティを組み合わせた実践的ワークブックです。この中には役立つヒントやインスピレーションを与える言葉、親御さん向けの実用的な情報が散りばめられています。
子どもが自分のペースで取り組める、「指をなぞる呼吸法」をしたり、「まわりの人のいいところ」を書き出したり、「毎日の気分を記録する」といったアクティビティが豊富に紹介されていて、楽しみながら気づけば自尊心が育てていける仕掛けになっています。
お子さんが親しみやすいおたすけモンスター「グロー」の助けを借り、自己や他者への理解を深めながら、自らを認識し、受け入れることを後押しします。成長を妨げている考え方や思い込みを自覚させ、共感に満ちた語りかけにより、自らの経験や気持ちが正常なものであり、自尊心の問題に苦しんでいるのは自分だけではないことを理解させてくれます。そして何よりも大事なレッスンとして、自分や他者の個性を大切にし、尊重することを教えます。
内容説明
きみは、ありのままですばらしい。あの子も、あの子のままですばらしい。グローといっしょに、1人ひとりを大切にできるようになろう!7歳~11歳の子どものためのCBT。
目次
パート1(自尊心ってなんだろう?;自尊心の低さはどんなふうに表れる? ほか)
パート2(人とちがうことがどうしてすばらしいの?;やってみよう 自尊心が強まるとき・弱まるとき ほか)
パート3(あの子は何を感じているのかな?;やってみよう 共感って何? ほか)
パート4(自分らしくふるまう;みんなの個性を大切にしよう! ほか)
パート5(自分をいたわり大切にする;体にいい食事をとる ほか)
パート6(自分を受け入れる;やってみよう 未来を今ここで ほか)
著者等紹介
オニール,ポピー[オニール,ポピー] [O’Neill,Poppy]
ポーツマス在住の作家。短編小説とノンフィクション作品は、さまざまな文芸雑誌やアンソロジーに登場し、またショートショート作品は、バスフラッシュフィクション賞とブリストル賞の候補に挙がってくる常連でもある
小野良平[オノリョウヘイ]
1980年生まれ。フリーランスで翻訳や、Webシステムの企画・開発などに携わる。翻訳では、精神療法関連の出版翻訳を中心に、国際NGOへの翻訳協力なども行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。