自己愛的(ナル)な人たち

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自己愛的(ナル)な人たち

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  • サイズ B6判/ページ数 238p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784422116402
  • NDC分類 145.7
  • Cコード C0011

出版社内容情報

「自分はイケてる、カッコいい」という気持ちに浸って満足する自己愛(ナル)人間。人に認められたいという願望が肥大して暴走を始めると病的な自己愛になり、周りは振り回される。婚活詐欺殺人の木嶋佳苗、クリントン元米大統領、金正恩朝鮮労働党委員長、三島由紀夫らの自己愛を探り、サイコパス、アスペルガー、いじめなどとの関係を解き、医師、美人、母親の自己愛も考察。自らが病的な自己愛人間にならないためにもおすすめの本。

内容説明

身近にもいる病的な自己愛人間(ナルシシスト)。彼らに振り回されないために、そして自分がそうならないためにどうすればいいか。サイコパス、アスペルガー、モンスター、いじめとの関連にも触れる。

目次

そもそも自己愛とは何か
厚皮型の自己愛者
薄皮型の自己愛者―隠れナルな人たち
サイコパス的な自己愛者
アスペルガー的な自己愛者
怒れる自己愛者
モンスターという名の自己愛者
いじめ型の自己愛者
ウーマナイザーな自己愛者
医師という自己愛者〔ほか〕

著者等紹介

岡野憲一郎[オカノケンイチロウ]
1956年千葉県生まれ。1982年東京大学医学部卒業。東京大学精神科病棟および外来部門にて研修。1986年パリ、ネッケル病院にフランス政府給費留学生として研修。1987年渡米、オクラホマ大学精神科およびメニンガー・クリニック精神科レジデントを経て、1994年ショウニー郡精神衛生センター医長、カンザスシティー精神分析協会員。2004年4月帰国。国際医療福祉大学教授を経て、京都大学大学院教育学研究科臨床心理実践学講座教授。医学博士。米国精神科専門認定医、国際精神分析協会、米国および日本精神分析協会正会員、臨床心理士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

香菜子(かなこ・Kanako)

29
自己愛的(ナル)な人たち。岡野憲一郎先生の著書。精神的に満たされにくい時代だからこそ、自分を好きになって自分に自信を持つことは大切だけれど、病的なまでに自信過剰なナル人間になってしまっては本末転倒。厚皮ナルシスト、薄皮ナルシストという説明が興味深いです。2019/01/13

るうるう

4
著名人や筆者の知る人、最近話題の人など、実例が多くわかりやすい。一般人よりはるかに優れていたり成功している人の、自己愛的言動を見ていると、人として優れているとはどういうことかと、いささか絶望的になる。/この種の症例(病気・障害・傾向)の本を読んでいると、区分が曖昧で原因も明確ではないので、何を対象にしているのかが時々わからなくなる。人間の脳の機能がもっと明らかになれば、もう少し明快になるのだろうか。また、こういう種類の症状を治療または修正するようになるのだろうか。/自己愛に対する対策は述べられていない。2018/01/12

Yuriko Miyata

3
ナルシシストについて書かれた本。著者の経験や見聞きした事にふまえて、自己愛者について分析されている。「人は誰しもがナルシシズムを持っているが、それが問題となるのは度が過ぎたときである」2018/12/13

たっこ。

3
文章も好きだし中身もいいし、これは久しぶりに没頭しました。2018/06/14

キューネン

2
メンタルヘルスについて、「考え方を変えよう」というような認知行動療法的な精神論が多く推奨される中、「自己愛的(ナル)な人にはダメなことはダメとちゃんと言おう」というような現実的・社会的解決法まで言及されていたのが新鮮だった。この本を読んでから、自己愛的な人に対して、「ああいう人だからしょうがないな」と目を背けてしまうよりは、きちんと言うようになりました。結果として自分はその方が生きるのが楽になりました。

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