創元ビジュアル科学シリーズ<br> パブロフの犬―実験でたどる心理学の歴史

個数:
  • 動画あり

創元ビジュアル科学シリーズ
パブロフの犬―実験でたどる心理学の歴史

  • 提携先に3冊在庫がございます。(2024年04月25日 23時17分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 176p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784422116273
  • NDC分類 140.7
  • Cコード C0311

出版社内容情報



自然哲学に始まる心理への探求は「実験心理学」へ進化した。パブロフやピアジェ、ミルグラムなど、50の実験でたどる心理学の歴史。人間は自分自身や他者の心の動きと行動を理解したいと願ってきた。古代ギリシア時代のプラトンやアリストテレスなど自然哲学者に始まる心理への探求は、19世紀に世界初の“心理学者”の登場で劇的に進化を遂げた。理論よりも立証可能な実験結果を重視する「実験心理学」という新たな分野が切り拓かれたのである。パブロフやピアジェ、ミルグラムなどが取り組んだ50の実験でたどる心理学の歴史。

第1章 はじまり 1848年?1919年
1881年 ミミズに知能はあるのか? ダーウィン
1896年 上下が逆転した世界で暮らせるか? ストラットン
1898年 あなたの猫はどれほど賢いか? ソーンダイク
1901年 パブロフという名前がベルを鳴らすのか? パブロフ
1910年 パーキーのトマトを思い浮かべられますか? パーキー

第2章 行動主義の挑戦 1920年?1940年
1920年 アルバート坊や、どうしたの? ワトソンとレイナ
1927年 未完の仕事が気になりますか? ツァイガルニク
1932年 物語を語るのは得意? バートレット
1938年 動物はどのように学習するのか? スキナー
1939年 心理学は生産性向上に寄与できるか? レスリスバーガーとディクスン
1939年 民主主義をどのようにマネジメントするか? レヴィン他

第3章 変化する焦点 1941年?1961年
1948年 ラットは心の中に地図を描けるか? トールマン
1952年 子どもたちは何を考えているの? ピアジェ
1953年 あのうるさい音は何だ? ヘラーとバーグマン
1956年 世界の終わりは近いの? それとももう来たの? フェスティンガー他
1956年 周囲からの圧力に屈しますか? アッシュ
1959年 赤ん坊はどのように愛着心を持つのか? ハーローとツィンマーマン
1960年 短期記憶はどれほど短期間で失われるか? スパーリング
1961年 学習の結果、乱暴者になるのか? バンデューラ他
1961年 うちらの仲間でいたいかい? シェリフ他

第4章 精神、頭脳、そして周囲の人々 1962年?1970年
1963年 どこまでやるの? ミルグラム
1963年 盲目から回復できるか? グレゴリーとウォレス
1965年 目は心の窓なのか? ヘス
1966年 「大丈夫ですか、先生?」 ホフリング他
1966年 あなたはスペース・インベーダー? フェリペとソマー
1967年 脳を半分に切断したら何が起きるか? ガザニガとスペリー
1968年 傍観者はなぜ傍観しているのか? ダーリィとラタネ
1968年 期待されただけで結果が良くなるのか? ローゼンタールとヤコブソン
1970年 「奇異な状況」で幼児はどのように振るまうか? エインズワースとベル

第5章 認知革命 1971年?1980年
1971年 善人は悪人になれるのか? ジンバルドー
1971年 論理的に答えを選べるか? ウェイソンとシャピロ
1973年 精神科医はあなたが正常かどうかを見極められるのか? ローゼンハン
1973年 賞品は子どもたちのやる気を削ぐか? レッパー他
1974年 あなたの記憶はどれだけ正確か? ロフタス
1974年 どのように難しい決断を下すのか? トベルスキーとカーネマン
1974年 恐怖は恋心を芽生えさせるのか? ダットンとアロン
1975年 犬は抑うつ状態になるのか? ミラーとセリグマン
1976年 耳だけで聞き取れるのか? マガークとマクドナルド
1978年 どのようにして世界の半分を失っているのか? ビジャッキ

第6章 意識の中へ 1981年?
1983年 本当に自分自身をコントロールできているのか? リベット他
1984年 実務は能力を向上させるのか? ベリーとブロードベント
1985年 自閉症スペクトラムの子どもは世界をどのように見ているのか? バロン=コーエン他
1988年 祈る人々は治療に貢献できるか? バード
1993年 人の顔を覚え続けていられるか? マクニールとウォリントン
1994年 超感覚的知覚は存在するのか? ベムとホノートン
1995年 なぜ違いに気づかない場合があるのか? シモンズとレヴィン
1998年 偽の手を自分の手と混同するだろうか? コスタンティーニとハガード
2000年 なぜ自分をくすぐれないのか? ブレイクモア他
2001年 数字の7はどのような味だろうか? ラマチャンドランとハバード
2007年 体外離脱は絵空事か? レンゲンハーガー他

アダム・ハート=デイヴィス[アダム ハート=デイヴィス]
著者:アダム・ハート=デイヴィス(Adam Hart-Davis)/1943年生まれ。オックスフォード大学で修士号、ヨーク大学で博士号を取得。専攻は化学。科学書の編集やプロデューサーとしてテレビ番組制作に携わった後、著述家、写真家、歴史家、テレビ番組の司会者として活躍。著書は30冊を超える。主な著書に『サイエンス大図鑑』(河出書房新社)、『時間の図鑑』(悠書館)、『世界を変えた技術革新大百科』(東洋書林)などがある。

山崎 正浩[ヤマザキ マサヒロ]
訳者:山崎正浩(やまざき・まさひろ)/翻訳家。訳書に『地図と絵画で読む聖書大百科』『図説ギリシア・ローマ神話人物記』『武器の歴史大図鑑』『第一次世界大戦の歴史大図鑑』『10才からはじめるプログラミング図鑑』(いずれも創元社)などがある。


内容説明

楽しい実験、コワい実験。科学としての心理学の発展に貢献した重要な50の実験を取り上げ、人間心理探究の歴史に迫る。心はどこまでわかったのか?

目次

第1章 はじまり 1848年~1919年
第2章 行動主義の挑戦 1920年~1940年
第3章 変化する焦点 1941年~1961年
第4章 精神、頭脳、そして周囲の人々 1962年~1970年
第5章 認知革命 1971年~1980年
第6章 意識の中へ 1981年~

著者等紹介

ハート=デイヴィス,アダム[ハートデイヴィス,アダム] [Hart‐Davis,Adam]
1943年生まれ。オックスフォード大学で修士号、ヨーク大学で博士号を取得。専攻は化学。科学書の編集やプロデューサーとしてテレビ番組制作に携わった後、著述家、写真家、歴史家、テレビ番組の司会者として活躍

山崎正浩[ヤマザキマサヒロ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

読特

37
ミミズは知能を持つか?耳鳴りは消せるか?体感離脱は実現できるか?世界の終わりの宣告し、起きなかったその時予言者は何を思う?...心理学150年の歴史を実験で辿る。…●成果へのご褒美は却って子どものやる気を削ぐ。外発的報酬よりも内発的動機づけ●同じ映像の目撃証言も誘導次第で答えが変わる。人の記憶は塗り替えられる●悲劇を生んだ傍観。誰かに危機が起きても目撃者が多ければ行動を躊躇う●テストの2回目は1回目より点数の分散が減る。低い人は備え、高い人も運の要素が減ずる…心の知見はいつかどこかで必ず役に立つだろう。2024/02/12

したっぱ店員

36
以前中江有里さんが勧めてらした本。心理学の実験を時系列順に紹介したもの。昔は人間の赤ちゃんに無茶な実験をしたりしていてびっくり。実験後のフォローもなくて雑!仮説を証明するために考える実験方法が毎回興味深かった。すごく面白いとかではないが、合間にちょこちょこ楽しく読んだ。2017/03/14

禿童子

27
19世紀のダーウィンのミミズの認知行動から始まって、1901年のパブロフの犬の条件反射(これでノーベル賞!)、スキナーのネズミによる迷路学習と有名な実験心理学についてカラー挿絵とともにコンパクトにおさらいできる良書。人が他人に対していかに残酷になれるかがわかる実験(ミルグラム実験、スタンフォード監獄実験)、猿の赤ちゃんから親を取り上げて針金と布でできたニセ親になつくか試す実験など、心理学者が科学の名の下でむごいことをしてきた歴史も知って暗たんとした気分にも。ESPや共感覚など信憑性に疑問が残る実験もある。2019/04/14

びっぐすとん

22
図書館本。私達は様々な研究、実験の結果を元に、より高度で快適な文明を築いている。それは工学や医学のような技術だけでなく、心理や行動についても同様だ。今では倫理的に問題になるような実験や治療のお陰でデータを取れたものも過去にはある。認知バイアスや吊り橋効果等聞いたことがある研究も紹介されている。消費者のニーズに応えたり、子供の学習意欲を向上させたり、自閉症の治療に役立てたり、と心理学分野の有名な研究の歴史を辿る内容は興味深かった。最新の研究内容も知りたいと思った。2022/10/22

紫羊

12
公認心理師試験の勉強になるかなと思って読み始めたが、読みにくくて苦戦した。パブロフの犬実験をはじめとする有名な心理学実験が簡単に紹介されている。雑学読み物的な本。2021/07/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11205627
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。