出版社内容情報
「学校臨床心理士ワーキンググループ」のメンバーたちがスクールカウンセリングの最先端の実践知・経験知を結集した1冊。
平成7(1995)年の「スクールカウンセラー事業」開始以来、教育現場で役立つ専門家の実力を涵養する為の全国研修会の企画・実践を担当してきた「学校臨床心理士ワーキンググループ」。このグループメンバーであり、学校現場の最前線で活躍してきた専門家たちが、スクールカウンセリングの全領域をカバーするべく、経験に裏打ちされた最先端の実践知・経験知を結集。学校現場でぶつかる問題に対処するための技を学べる1冊。
はしがき(村山正治)
<Part1>
1 スクールカウンセラー事業を支えている実践知・経験知・パラダイム論――学校臨床心理士ワーキンググループの体験から(村山正治)
2 わが国におけるスクールカウンセリング(大塚義孝)
<Part2>
1 不登校(馬殿禮子)
2 発達障害(上野綾子・柴田恵津子)
3 非行・暴力行為(本間友巳)
4 いじめ・いじめられ(岡本淳子)
5 緊急支援をめぐって(かしまえりこ)
6 スクールカウンセラーと「グループ」――グループ・アプローチの発想を活かす(福田憲明)
7 グループワーク――現場で役立つヒント集(鵜養美昭)
8 スクールカウンセラーによる保護者支援(鵜養啓子)
9 教師への支援(中川美保子)
10 小学校・中学校のスクールカウンセリング(青木真理・山下一夫)
11 高等学校のスクールカウンセリング(西井克泰)
12 私立学校のスクールカウンセリング(伊藤亜矢子)
13 学生相談(高石浩一)
14 保育カウンセリング(坂上頼子)
15 スクールカウンセリングの教育(香川 克)
16 スクールカウンセラーの出会う諸困難(小林哲郎)
17 スクールカウンセリング初心者の心得(梶谷健二)
18 スクールカウンセリングのスーパーヴィジョン(倉光 修)
19 震災とスクールカウンセリング│東日本大震災時の成功事例と考察(長谷川啓三)
おわりに(滝口俊子)
資料1 学校臨床心理士研修会実績
資料2 日本心理臨床学会における学校臨床心理士ワーキンググループ関連企画一覧
【著者紹介】
学校臨床心理士ワーキンググループ代表。現在、東亜大学大学院臨床心理学専攻教授。九州大学名誉教授。臨床心理士。著書に『ロジャースをめぐって――臨床を生きる発想と法法』(金剛出版)、共編著『臨床心理士のスクールカウンセリング』『マンガで学ぶフォーカシング入門』(いずれも誠信書房)ほか多数。
内容説明
学校現場で今すぐ使える実践知・経験知をここに結集!臨機応変な対応が求められる学校現場の最先端で活躍してきた専門家たちによる実践の工夫やアイデアがぎっしり詰まった必携の書。
目次
1(スクールカウンセラー事業を支えている実践知・経験知・パラダイム論―学校臨床心理士ワーキンググループの体験から;わが国におけるスクールカウンセリング)
2(不登校;発達障害;非行・暴力行為;いじめ・いじめられ;緊急支援をめぐって ほか)
著者等紹介
村山正治[ムラヤマショウジ]
学校臨床心理士ワーキンググループ代表。東亜大学大学院臨床心理学専攻主任。九州大学名誉教授
滝口俊子[タキグチトシコ]
現在、立教女学院短期大学名誉教授、放送大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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