高齢者こころのケアの実践〈下〉認知症ケアのためのリハビリテーション

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  • サイズ A5判/ページ数 146p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784422115481
  • NDC分類 493.75
  • Cコード C3036

出版社内容情報

今後予想されるお年寄りの心の病いの増加に備えて、《効果的な心理・社会的アプローチ》を紹介。心理職・福祉職ほか専門職必携。

わが国の高齢化の将来推計によると、2020年には「四人に一人が65歳以上の高齢者」という超高齢化社会を迎える。それに伴って、認知症を中心としたメンタルな病いの増加が大きな社会問題となりつつある。そこで本書では、今後ますますになう役割が大きくなる心理職・福祉職を初めとした全ての「こころのケア」に関わる専門職のニーズに応えて、《効果的な心理・社会的アプローチ》を紹介する。個々に応じたリハビリのツボ。

まえがき

第1部 認知症の認知機能への働きかけ
 序章 認知機能のリハビリテーションとは?
 第1章 現実見当識訓練について
 第2章 医療領域での現実見当識訓練の場合
 第3章 福祉領域での現実見当識訓練の場合

第2部 認知症の情動への働きかけ
 序章 情動機能のリハビリテーションとは?
 第1章 回想法について
 第2章 個人回想法の実践
 第3章 医療領域での集団回想法の実践
 第4章 福祉領域での集団回想法の実践
 第5章 ダイバージョナル療法の実践
 第6章 コラージュ療法の実践

第3部 高齢期のさまざまな疾患への働きかけ
 第1章 アルコール依存症への働きかけ
 第2章 脳血管障害への働きかけ
 第3章 糖尿病者への働きかけ
 第4章 統合失調症への働きかけ
 第5章 がん患者への働きかけ

あとがき

内容説明

超高齢化社会において認知症の適切なケアを持続して行うためには、“詳細で正確な神経心理・臨床心理アセスメント”が重要となる。そのうえで、認知症高齢者の心理的な安定をはかるために、効果的な心理・社会的アプローチが必要となってくる。

目次

第1部 認知症の認知機能への働きかけ(認知機能のリハビリテーションとは?;現実見当識訓練について;医療領域での現実見当識訓練の場合 ほか)
第2部 認知症の情動への働きかけ(情動機能のリハビリテーションとは?;回想法について;個人回想法の実践 ほか)
第3部 高齢期のさまざまな疾患への働きかけ(アルコール依存症への働きかけ;脳血管障害への働きかけ;糖尿病者への働きかけ ほか)

著者等紹介

小海宏之[コウミヒロユキ]
1962年生まれ。関西大学大学院社会学研究科博士課程前期課程修了。専門領域は神経心理・臨床心理学的アセスメント。医療法人恒昭会藍野病院臨床心理科ほかを経て、花園大学社会福祉学部臨床心理学科教授。同大学心理カウンセリングセンター長。臨床心理士

若松直樹[ワカマツナオキ]
1963年生まれ。桜美林大学大学院老年学研究科修了。関心領域は認知症の神経心理学的評価とリハビリテーションなど。日本医科大学街ぐるみ認知症相談センターほかを経て、新潟リハビリテーション大学医療学部リハビリテーション学科准教授。博士(老年学)。臨床心理士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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