高齢者こころのケアの実践〈上〉認知症ケアのための心理アセスメント

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  • サイズ A5判/ページ数 154p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784422115474
  • NDC分類 493.75
  • Cコード C3036

出版社内容情報

今後予想されるお年寄りの心の病いの増加に備えて、《正確な神経心理・臨床心理の査定》を紹介。心理職・福祉職ほか専門職必携。

高齢化の将来推計によると、2020年には「四人に一人が65歳以上の高齢者」という超高齢化社会を迎える。それに伴って、認知症を中心としたメンタルな病いの増加が大きな社会問題となりつつある。そこで本書では、今後ますますになう役割が大きくなる心理職・福祉職を初めとした全ての「こころのケア」に関わる専門職のニーズに応えて、《正確な神経心理・臨床心理の査定》を紹介する。現場で役立つアセスメントのツボ。

まえがき

第1部 認知症を評価する方法
 序章 神経心理学的検査とは?
 第1章 早期発見のために
 第2章 重症度や介護負担を評価するために
 第3章 全般的な知的機能について
 第4章 新しい事柄を記憶する機能について
 第5章 日常生活に近い事柄を記憶する機能について
 第6章 位置や空間を把握する機能について
 第7章 前頭葉機能について

第2部 認知症の評価を共有するために
 第1章 医療領域での実践
 第2章 地域相談領域での実践
 第3章 簡潔な検査報告書の心得
 第4章 総合的な報告書の心得
 第5章 ホームドクターと連携するための報告書の心得

第3部 高齢者のパーソナリティを評価するために
 序章 臨床心理学的検査とは?
 第1章 ロールシャッハ・テストを用いる場合
 第2章 バウムテストと文章完成法を用いる場合
 第3章 性格検査を用いる場合
 第4章 不安や抑うつ症状を評価する場合

あとがき

内容説明

超高齢化社会において認知症の適切なケアを持続して行うためには、詳細で正確な神経心理・臨床心理アセスメントが重要となる。そのうえで、認知症高齢者の心理的な安定をはかるために、効果的な“心理・社会的アプローチ”が必要となってくる。

目次

第1部 認知症を評価する方法(神経心理学的検査とは?;早期発見のために;重症度や介護負担を評価するために ほか)
第2部 認知症の評価を共有するために(医療領域での実践;地域相談領域での実践;簡潔な検査報告書の心得 ほか)
第3部 高齢者のパーソナリティを評価するために(臨床心理学的検査とは?;ロールシャッハ・テストを用いる場合;バウムテストと文章完成法を用いる場合 ほか)

著者等紹介

小海宏之[コウミヒロユキ]
1962年生まれ。関西大学大学院社会学研究科博士課程前期課程修了。専門領域は神経心理・臨床心理学的アセスメント。医療法人恒昭会藍野病院臨床心理科ほかを経て、花園大学社会福祉学部臨床心理学科教授。同大学心理カウンセリングセンター長。臨床心理士

若松直樹[ワカマツナオキ]
1963年生まれ。桜美林大学大学院老年学研究科修了。関心領域は認知症の神経心理学的評価とリハビリテーションなど。日本医科大学街ぐるみ認知症相談センターほかを経て、新潟リハビリテーション大学医療学部リハビリテーション学科准教授。博士(老年学)。臨床心理士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

臨床心理士 いるかくん

33
高齢者心理臨床でよく使われる心理査定が網羅的に載せられている。主に認知症と高齢者のパーソナリティを査定する検査が中心で、心理士や病院での臨床にかかわるものにとって、またテストバッテリーを組む際にも大いに参考になるに違いない。高齢者支援に心理臨床の立場から携わる者、特に初学者には必携の好著である。2014/06/21

tuna

0
使えない。情報は散漫で、ほとんど心理検査のカタログになっている。これならネットで調べた方がマシかもしれない。2015/07/19

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