神田橋條治 医学部講義

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神田橋條治 医学部講義

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  • サイズ A5判/ページ数 309p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784422115450
  • NDC分類 493.7
  • Cコード C3011

出版社内容情報

『精神科講義』姉妹編。医師や研究者を目指す医学部学生に向けて行われた大学での講義録。温かいエールと現代医療への痛烈な批判。

『精神科講義』に続く姉妹編。本書は前書と違い、医師や研究者を目指す医学部学生に向けて行われた大学での講義録である。自身の体験をもとに精神医療現場での治療や診断の問題点について語る内容は、マニュアル偏重主義の現代医療全体への痛烈な批判ともなっている。医師は、どんな状況でも患者のために何かできねばならないという強い信念と、後輩たちへの温かいエールに満ちた本書を、医学領域で生きるすべての援助者・研究者の方たちに贈りたい。

はじめての神田橋講義 黒木俊秀 
診断者の感性
心因の構造・境界例の構造
自然治癒力を主役に
精神療法の骨格
感覚の復権を
精神療法とは
プラセボ・エフェクト
講義という名の精神療法
底流としての精神療法
いいお医者さんになってください
うつ病の精神療法
葛藤を目指す
理論と物語
それからの神田橋講義 かしまえりこ

【著者紹介】
鹿児島県生まれ。一九六一年に九州大学医学部を卒業後、一九八四年まで同大学医学部精神神経科。一九七一年から七二年まで、モーズレイ病院、ならびにタビストックに留学。現在、鹿児島市にある伊敷病院に非常勤で勤めるかたわら、後輩の育成と指導に努める。著 書 『精神科診断面接のコツ』岩崎学術出版社、一九八四年(追補 一九九四年)『発想の航跡 神田橋條治著作集』岩崎学術出版社、一九八八年『精神療法面接のコツ』岩崎学術出版社、一九九〇年『対話精神療法の初心者への手引き』花クリニック神田橋研究会、一九九七年『精神科養生のコツ』岩崎学術出版社、一九九九年(改訂 二〇〇九年)『治療のこころ1?16』花クリニック神田橋研究会、二〇〇〇~二〇一〇年『対話精神療法の臨床能力を育てる』花クリニック神田橋研究会、二〇〇七年『技を育む』〈精神医学の知と技〉中山書店、二〇一一年『スクールカウンセリングモデル100例』創元社、二〇〇三年『発達障害は治りますか?』花風社、二〇一〇年『うつ病治療─現場の工夫より』(共著、メディカルレビュー社)、ほか。

目次

診断者の感性
心因の構造・境界例の構造
自然治癒力を主役に
精神療法の骨格
感覚の復権を
精神療法とは
プラセボ・エフェクト
講義という名の精神療法
底流としての精神療法
いいお医者さんになってください
うつ病の精神療法
葛藤を目指す
理論と物語

著者等紹介

神田橋條治[カンダバシジョウジ]
鹿児島県生まれ。1961年に九州大学医学部を卒業後、1984年まで同大学医学部精神神経科。1971年から72年まで、モーズレイ病院、ならびにタビストックに留学。現在、鹿児島市にある伊敷病院に非常勤で勤めるかたわら、後輩の育成と指導に努める

黒木俊秀[クロキトシヒデ]
精神科医。九州大学大学院人間環境学研究院実践臨床心理学専攻教授。1983年、九州大学医学部卒。国立病院機構肥前精神医療センター臨床研究部長を経て、2013年より現職

かしまえりこ[カシマエリコ]
嘉嶋領子。臨床心理士。かしまえりこ心理室。スクールカウンセラー。九州大学大学院人間環境学府博士後期課程満期退学。神田橋條治のスーパーヴァイジー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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つなぐ

3
この本を読む前までは、神田橋先生というとオカルト的な治療法も認める、ちょっと変わった精神科の古い先生というイメージしかありませんでした。初めて神田橋先生の本を読んでみて、そのイメージは覆りました。この本は医学生に向けた講義をまとめたという事もあって、精神療法の本質について著者が色々な観点から考察を加え、学生の既存概念を揺さぶってその本質を考えさせようと意図した内容となっています。精神療法ではヒントを与えるだけに留めて、自ら考え学習した事のほうが記憶に残り役に立つという著者の言葉通り、ヒントが詰まった本です2018/04/07

トリピスティ・インターナショナル

2
何か知識を身につけるというより、何かを考え出すきっかけになる、そういう本。2015/04/08

tekesuta

2
昔のある高名な先生の患者供覧の話。先生「ここにツモール(腫瘍)があります。では次にどうしますか?」学生「レントゲンをとります」先生「ひょっとしたら君は○○製作所の回し者ですか?」あるいは「君は機械を売り込むために学生に紛れて入ってきた回し者ではないですか?」あたりのくだりに笑ってしまった。でも今は笑い事じゃなくてすぐ検査だよねなんでも。 2014/12/23

inu

1
「くだらない子ども時代のない人はもろい人間になる、逃げ場がないから」この言葉に「退行して憩う場所」のない私はかなりドキッとした。戻りたい瞬間はあっても瞬間ゆえ不安定で長居はできないし、したいとも思えない。様々な気づきを得られる一冊だった。2022/06/14

剛田剛

1
「心のありよう」については実に示唆に富む内容だったのだけど、神田橋條治という人物をどう評価すべきかと考えるとなかなかの難題になる。彼の目指す医療者は結局のところ「シャーマン」「まじない師」「教祖」にしか帰着点がないし、彼の理論に再現性があるかというと甚だ怪しい。むろんそれは彼が臨床の世界の人間であって研究者ではないこと、現行の精神医学の限界、彼の善意などの和としては必然的な場所であるのだが、精神科医がみんなこれを始められたらとてもかなわん。2020/03/05

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