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これだけは知っておきたいPTSDとトラウマの基礎知識

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  • サイズ A5判/ページ数 208p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784422115405
  • NDC分類 493.74
  • Cコード C3011

出版社内容情報

PTSDとトラウマに関わる当事者・治療者にとって必須の理論と治療実践のノウハウを網羅・凝縮した必携コンパクトガイド。

記憶や神経系との関連、向精神薬の効果、様々な心理療法の活用、マインドフルネス、瞑想、ボディワークの活用……。PTSDとトラウマから回復するために知っておくべき基本的なことがらを、PTSDとトラウマの治療に携わってきた著者が自らの経験に基づき、学派や技法にとらわれない公平な視点でやさしく丁寧に説き明かす。当事者・治療者にとって必須の理論と治療実践のノウハウを包括的に網羅・凝縮した必携コンパクトガイド。

謝 辞
序 文

はじめに――安全なトラウマ療法のための10の基礎

第1章 心的外傷(サイコロジカル・トラウマ)とは何か?
第2章 外傷後ストレス障害(PTSD)とは何か?
第3章 PTSDに関連する諸症状
第4章 心理的なトラウマは身体と脳に、どのような影響を与えるのか?
第5章 トラウマ記憶は他の記憶とどう違うのか?
第6章 どのような人がPTSDになる/ならないのか?
第7章 PTSDを治療する
第8章 最新トラウマ療法
第9章 PTSDの精神薬理学
第10章 マインドフルネスと瞑想
第11章 補助としてのソマティック療法(ソマティックス)
第12章 治療法が有効かどうかの見極め方
第13章 PTSDによく見られる問題点
第14章 防止策について
第15章 ファースト・エイド(応急手当)
第16章 脆弱性とセルフ・ケア

原注・訳注
文 献
索 引
訳者あとがき

【著者紹介】
バベット・ロスチャイルド(Babette Rothschild)ソーシャルワーク修士(MSW)。認定クリニカル・ソーシャルワーカー(LCSW)。1976年より心理療法に携わる。9年間にわたるデンマークでの勤務を経て、現在、ロサンゼルス在住。全米および欧州にて、セラピスト、コンサルタント、スーパーヴァイザー、講師として活躍を続ける。欧州および国際トラウマティック・ストレス学会、トラウマティック・ストレス専門家協会、全米ソーシャルワーカー協会、身体心理療法米国協会の各会員。米国でベストセラーとなった“The Body Remembers”(2000)(邦題『PTSDとトラウマの心理療法』創元社、2009)をはじめ、5冊の著書がある。また責任編集の「セルフヘルプのための8つの鍵シリーズ(The 8 Key Self-Help Series)」も好評である。

内容説明

やさしく読めて理解が深まる。“記憶・脳科学との関連”“向精神薬の効果”“様々な心理療法の活用”“マインドフルネスや瞑想の活用”“ヨーガ、ボディワークなどソマティックスの活用”etc…。PTSDとトラウマの全体像を把握し、回復に導くために必要な最新知見を網羅、豊富な治療実践経験に裏打ちされた実践ノウハウのエッセンスを凝縮したコンパクトガイド。

目次

心的外傷とは何か?
外傷後ストレス障害(PTSD)とは何か?
PTSDに関連する諸症状
心理的なトラウマは身体と脳に、どのような影響を与えるのか?
トラウマ記憶は他の記憶とどう違うのか?
どのような人がPTSDになる/ならないのか?
PTSDを治療する
最新トラウマ療法
PTSDの精神薬理学
マインドフルネスと瞑想
補助としてのソマティック療法(ソマティックス)
治療法が有効かどうかの見極め方
PTSDによく見られる問題点
防止策について
ファースト・エイド(応急手当)
脆弱性とセルフ・ケア

著者等紹介

ロスチャイルド,バベット[ロスチャイルド,バベット] [Rothschild,Babette]
ソーシャルワーク修士(MSW)。認定クリニカル・ソーシャルワーカー(LCSW)。1976年より心理療法に携わる。9年間にわたるデンマークでの勤務を経て、現在、ロサンゼルス在住。全米および欧州にて、セラピスト、コンサルタント、スーパーヴァイザー、講師として活躍を続ける。欧州および国際トラウマティック・ストレス学会、トラウマティック・ストレス専門家協会、全米ソーシャルワーカー協会、身体心理療法米国協会の各会員

久保隆司[クボタカシ]
大阪大学人間科学部卒業。米国ジョンF.ケネディ大学大学院(専攻:ソマティック心理学)修了。カリフォルニア臨床心理大学院(東京キャンパス)非常勤講師。臨床心理士。ローゼンメソッド、ビオダンサなどのソマティックスも行う。日本ソマティック心理学協会会長、“身”の医療研究会副理事長ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

22
多くの文化では、伝統的な絆や、援助や、共同体こそが、トラウマからの回復の鍵。それぞれの文化での生き方に適していて、矛盾がないようにトラウマを癒すには、文化がすでにその構成員を助け、癒している方法を支援することが、実りある貢献をするための中心となる(58頁)。ミラーニューロンは、共感を促す。共感することで他者の経験を理解できるようになり、相手が何を感じているか感じとることができるようになる。共感は、洞察を豊かにし、勘の正確さを増し、時には相手の心を読むことができるようにすらしてくれる(180頁)。2016/01/29

コージー

20
★★☆☆☆部分的には参考になったが、あまり踏み込んだ内容ではない。治療法もあらゆる心理療法の概要を述べている程度である。翻訳がちょっと読みづらかった。【印象的な言葉】世界中の90%もの人々がトラウマを経験したことがある。2019/10/01

カッパ

11
基礎知識と書いてあったがなかなか細かくかかれてると私は感じました。たくさんの治療法が紹介されていてびっくりしました。でも基本は安心と安全をまもりながらじっくり付き合うことなのかな?と感じました。2021/09/29

新橋九段

2
PTSDについて非常にまとまった一冊。多様な治療法を紹介しているが、ちょっとエビデンスベースを軽視しているような気もする。2017/10/26

asagon

1
この本から得られたもの。 リソースが欠如している方に対して、リソースを引き出す、発達させる、開発することが大切。例えば、心的防衛をネガティブなものとしては捉えず、リソースとして見なし、代わりにもっと多くの選択肢をつくる。解離状態になるかならないか選択できる。 マインドフルネスと瞑想について。マインドフルネスはストレスと慢性的苦痛を軽減し、うつにうまく対応し、トラウマから回復することのために活用できる。ただし、リラクセーションはPTSD等を抱える人には勧められない。立位、座位等が適しているっかもしれない。2021/05/05

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