沈黙と響き〈1〉心理臨床と精神医学の架け橋

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  • サイズ A5判/ページ数 296p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784422115344
  • NDC分類 493.7
  • Cコード C3011

出版社内容情報

ラカンをはじめとするフランス精神分析・精神医学の紹介者として活躍した三好曉光の、珠玉の作品を厳選して編む、香り高い論集。

精神医学が人間を、社会を、歴史を、そして世界を豊饒に語って時代に、著者三好曉光は類い希なる論考を産みだしていった。それは「青年期」への眼差であり、「精神病」への洞察であり、「芸術」世界への飽くなき憧れであった。そして、ラカンをはじめとするフランス精神分析・精神医学の紹介者として、欠かすことのできない論客として活躍した。そうした希有な功績をいまに蘇らせるべく、珠玉の作品を厳選して編む、香り高い論集。

内容説明

精神病理学とフランス精神分析の交点から身体と芸術、そして人間のパトスと希望が浮かび上がる。治療者と患者の創造的行為としての心理療法。

目次

第1部 青年期の苦悩と希望(希望と幻想;思春期患者の心理療法 ほか)
第2部 精神医学と治療関係(精神療法;不安・焦燥感 ほか)
第3部 フランス精神分析と精神病理学(「吹き込まれた」手記 スキゾグラフィー;ラカン ほか)
第4部 病いと芸術・表現(面接中における小説の話題;現代漫画の機能分析 ほか)

著者等紹介

三好曉光[ミヨシアキミツ]
昭和5年京都生まれ。昭和31年京都大学医学部医学科卒業。京都大学医学博士。同大学精神医学教室などにおいて診療・研究に従事。昭和45年~パリ大学医学部のサン・タンヌ病院およびコレージュ・ド・フランスにて臨床精神医学ならびにフランス精神病理学の研修と研究に従事。京都大学保健管理センター講師、同大学医療技術短期大学部教授、同大学教育学部教授などを経て三好医院を開院(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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