出版社内容情報
これだけおさえておけばOK! 精神分析の一番の基本をヴィジュアルに解説した「誰にでもわかる」、とにかくやさしい入門書。
とかく「難解で近寄り難い」と敬遠されがちな精神分析。その抽象的な概念や理論、そして諸派の考え方を、図や表でヴィジュアルに表現。誰でもわかるよう説明する、「易しさ」を突き詰めた超入門書。また、その理解を実践に活かすため、後半は、Q&Aで懇切丁寧に導く。――精神分析に関心はあるけれど、これまでいくつかの入門書で挫折した人、ずいぶん昔に基本を習ったけれどおさらいしたい人に、恰好の「頭の整理」ガイダンス!
第1部 図解でまなぶ理論
Chapter1 精神分析のはじまり
1 フロイトという生きかた
2 フロイトが残してくれたもの
Chapter2 精神分析とは?
1 精神分析療法のねらい
2 どのように始めるか
3 どのように進めてゆくか
4 むずかしいプロセス
Chapter3 精神分析の考えかた
1 力動?構造論
2 力動?経済論
3 不安?防衛論
4 生成?分析論
5 発生?発達論
6 自己愛論
7 まとめ
Chapter4 精神分析の展開
おおきな流れ
1 対人関係論学派
2 対象関係論学派
3 中間学派
4 自我心理学派
5 自己心理学派
6 間主観性論学派
第2部 Q&Aで考える実践
Q1 治療構造は必要か
Q2 心の治療か環境調整か
Q3 隠れ身か破れ身か
Q4 個人心理療法か集団心理療法か
Q5 長期療法か短期療法か
Q6 欲求を満たしてあげるか直視させるか
Q7 ことば、イメージ、夢、行動をどのようにとらえるか
第3部 エビデンスからさぐる心の深層
Chapter1 無意識と科学性について
1 臨床心理学における科学
2 精神分析における実証的研究
3 無意識について
Chapter2 現代青年の心の深層
テーマ?@ 現代青年は青年期の危機に直面しているのか
テーマ?A 新しい自我強度尺度作成の試み
テーマ?B フロイトの幼児期決定論は正しいのか
テーマ?C ピア・カウンセリングで転移/逆転移は生じるか
テーマ?D 前思春期のChumの有無は青年期を決定づけるのか
テーマ?E エディプス/エレクトラコンプレックスは潜在しているか
テーマ?F ロールシャッハカードからみた父親イメージと母親イメージ
テーマ?G ヒステリー特性をもつ青年女子の夢内容
テーマ?H 第3部の結果からとらえた現代青年の心
用語解説
参考文献
コラム一覧
コラム?@ 母性とは何か
コラム?A アンナ・Oのケース
コラム?B 古澤平作
コラム?C フロイトとユングの違い
コラム?D 小此木啓吾
コラム?E ジェンダー論の先駆者ホルネイ
コラム?F 土居健郎
コラム?G 現代の対人関係の問題:山あらしジレンマ
内容説明
80の図表で理解できる精神分析を初めから学べる。理論の展開と技法の実際を図解。
目次
第1部 図解でまなぶ理論(精神分析のはじまり;精神分析とは?;精神分析の考えかた ほか)
第2部 Q&Aで考える実践(治療構造は必要か;心の治療か環境調整か;隠れ身か破れ身か ほか)
第3部 エビデンスからさぐる心の深層(無意識と科学性について;現代青年の心の深層)
著者等紹介
長尾博[ナガオヒロシ]
1976年、九州大学教育学部卒業。1978年、九州大学大学院教育学研究科修士課程修了。1981年、九州大学大学院教育学研究科博士課程単位満了中退。九州大学教育学部助手を経て、活水女子大学文学部教授。専攻は、臨床心理学、青年心理学、精神医学(医学博士)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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