臨床哲学講義

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  • サイズ B6判/ページ数 163p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784422115306
  • NDC分類 493.71
  • Cコード C3011

出版社内容情報

人の生の本質をつかむ「臨床哲学」を提言。いのち論・時間論を噛み砕いた公開講義をもとに、思索のエッセンスを抽出するガイダンス。

わが国の精神病理学に確固たる足跡を残してきた著者が、人間の生身の姿を丸ごととらえる現象学の立場から、こころの病理にとらわれず人の生き様の本質をつかむ「臨床哲学」を提言する。〈いのち〉論・時間(フェストゥム)論を軸に、これまでの思索を振り返りわかりやすく整理した。その元になるのは、一般聴衆に向けて語られ大好評を博した公開講義。木村人間学のエッセンスをとことん噛み砕いて抽出した、恰好の入門ガイダンス。

【著者紹介】
1931年生まれ。55年京都大学医学部卒、61年より2年間ミュンヘン大学神経科・精神科に留学、69年より2年間ハイデルベルク大学精神科客員講師、74年より名古屋市立大学医学部教授、86年より京都大学医学部教授。1994年京都大学退官後も、龍谷大学国際文化学部教授、立命館大学文学部客員教授を経て、現在、京都大学名誉教授、河合文化教育研究所主任研究員・所長。81年に第3回シーボルト賞(ドイツ連邦共和国)、85年に第1回エグネール賞(エグネール財団・スイス)、2010年には自伝『精神医学から臨床哲学へ』(ミネルヴァ書房)に対して毎日出版文化賞を受賞。著作は『木村敏著作集』全8巻(弘文堂)ほか多数あり、現在も精力的に研究執筆活動を継続中。
2012年7月22日毎日新聞の書評で紹介されました。

目次

序論 こころと生命(精神病理学と臨床哲学;生きる営みの危機 ほか)
統合失調症の精神病理(統合失調症の臨床的特徴;自然な自明性の喪失 ほか)
内因性鬱病の精神病理(症状と病気;抑鬱症状の疾患非特異性 ほか)
ポスト・フェストゥムの精神病理(症状論的エポケー;メランコリー親和型の在り方 ほか)
イントラ・フェストゥムの精神病理(単極性鬱病と双極性躁鬱病;躁病の祝祭性 ほか)

著者等紹介

木村敏[キムラビン]
1931年(昭和6年)生まれ。1955年京都大学医学部卒業。1961‐1963年ミュンヘン大学精神科に留学。1969‐1970年ハイデルベルク大学精神科客員講師。1974‐1986年名古屋市立大学医学部教授。1986‐1994年京都大学医学部教授。1992‐2001年日本精神病理学会理事長。1995‐2001年龍谷大学国際文化学部教授。2004‐2005年立命館大学文学部哲学科客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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yachiko

3
たいへん面白かった。講義本なので平易なことばで書かれており、内容もざっくりと。精神病理学の入り口として読みやすいと思います。祝祭という概念や、癲癇とイントラ・フェストゥムについての箇所はドストエフスキー好きにはたまりません。病者の時間論についてはもっと掘り下げてみたい。2013/03/31

tamioar

2
好きなんだよなあ、木村敏。2019/11/28

午後

2
鷲田清一の本を読んで、「臨床哲学」という語が気になって読んだのですが、鷲田さんのいう臨床哲学とは関係のないものでした。精神病理学の考え方や用語の基礎的な部分の説明がとてもわかりやすかった。時間感覚から精神病にアプローチするやり方も門外漢の僕からするととても新鮮だった。講義形式で、やさしい口語体なので、木村敏の入門書として最適なのでは、と思う。2018/05/17

tuna

2
「症状の記述」だけで留まらない木村敏の病理学が平易に読める。わかりやすく、面白く、大切な話ばかりだった。私たちの中にある操作的診断基準の解毒剤になってくれる。この本はもっと読まれて欲しい。2012/10/20

石橋

1
再読。ここからまた原著に立ち返りたい。2021/10/24

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