コラージュ表現―統合失調症者の特徴を探る

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  • サイズ A5判/ページ数 157p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784422113739
  • NDC分類 493.76
  • Cコード C3011

出版社内容情報

【内容紹介】

 雑誌やパンフレットなどから自分の気に入った写真や絵、イラストなどを切り抜いて画用紙の上に好きなように貼り一つの作品にするコラージュは、神経症や統合失調症の患者に対する比較的安全な心理療法としても用いられてきた。本書では、統合失調症者のコラージュ表現について、形式・内容・印象など多角的な検討を行うとともに、「枠」の効果に着目することで、統合失調症者の表現特徴について理解と考察を深めようとする。
 
【詳細目次】
 序
第1章 コラージュ概説
 1.現代美術におけるコラージュ
 2.コラージュ療法の発展
 3.コラージュ療法の方法 
第2章 コラージュ研究の課題 
 1.統合失調症者のコラージュ表現 
 2.コラージュ作品の印象
 3.コラージュにおける枠 
 4.本研究の目的および方法
第3章 コラージュを用いた統合失調症者の集団療法事例
 1.はじめに 
 2.事例の概要
 3.集団療法経過
 4.考察
 5.まとめ
第4章 形式分析・内容分析にみる統合失調症者のコラージュ表現
 1.問題及び目的 
 2.方法
 3.結果
 4.考察
 5.結論
第5章 印象評定にみる統合失調症者のコラージュ表現
 1.問題
 2.目的
 3.方法
 4.結果
 5.考察
第6章 枠づけがもたらす効果
 1.問題及び目的
 2.方法 
 3.結果
  (1)形式分析および内容分析における枠の効果
  (2)印象評定における枠の効果
 4.考察
 5.結論
第7章 その他の精神疾患のコラージュ表現
 1.問題 
 2.各疾患のコラージュ表現 
第8章 総括
 1.統計的研究と臨床事例のコラージュ表現
 2.方法に関する検討
 3.今後の課題  
文 献
あとがき
資 料

【著者略歴】
1991年 三重大学教育学部小学校教員養成課程教育心理学科卒業
1993年 名古屋大学大学院教育学研究科修士課程発達臨床学専攻終了
2002年 名古屋大学大学院教育発達科学研究科博士課程(後期)発達臨床学専攻満期退学
2004年 博士(教育学)
1993年より精治寮病院勤務、2000年より東海学園女子短期大学専任講師を経て、2004年より東海学園大学人間健康学部専任講師。

目次

第1章 コラージュ概説
第2章 コラージュ研究の課題
第3章 コラージュを用いた統合失調症者の集団療法事例
第4章 形式分析・内容分析に見る統合失調症者のコラージュ表現
第5章 印象評定に見る統合失調症者のコラージュ表現
第6章 枠づけがもたらす効果
第7章 その他の精神疾患のコラージュ表現
第8章 総括

著者等紹介

今村友木子[イマムラユキコ]
1991年三重大学教育学部小学校教員養成課程教育心理学科卒業。1993年名古屋大学大学院教育学研究科修士課程発達臨床学専攻修了。2002年名古屋大学大学院教育発達科学研究科博士課程(後期)発達臨床学専攻満期退学。2004年博士(教育学)。1993年より精治寮病院勤務、2000年より東海学園女子短期大学専任講師を経て、2004年より東海学園大学人間健康学部専任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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