出版社内容情報
【内容紹介】
本書は、著者たちが、パデスキーらの『うつと不安の認知療法練習帳』を参考に、チャートやイラストを多用して、心の問題をもつ子どもがセラピストとともに認知行動療法を効率よく利用できるように工夫した子どものための練習帳。対象年齢は8歳から11歳くらいで、気分障害や不安障害をはじめ、衝動的な暴力行為、広汎性発達障害や双極性障害など、広範囲の子どもに適用可能。最先端の臨床と研究に基づき、初学者にも利用しやすい。
【はじめに、より】
この本は、メンタルヘルスの専門家向けに書かれた、便利なマニュアルで、抑うつや不安を抱く子ども(8~11歳)が適用の対象となっています。この本には、援助をガイドする18の優れた課題がふくまれており、どの課題も、子ども自身の対処スキルを育てることを主眼としています。ある程度経験のある心理療法家であれば、簡単にレパートリーに加えることができますし、認知療法の初学者にも大いに役立つことでしょう。
【詳細目次】
はじめに
第1章 セルフ・モニタリングの課題
課題1:野球場の内野
内容説明
こんにちは。はつかねずみのちゅーたとらったです。あなたは、かなしい気持ちになったり、いらいらした気持ちになったとき、どうしていますか?そんな気持ちが、このままずっと続くと思ったり、自分が悪い子だと思ってしまうことがありませんか?でも、ほんとうにそうなのかな?これから、この本のなかで、わたしたちといっしょに考えてみましょう。
目次
第1章 セルフ・モニタリング課題(野球ベース;ぬり絵シート ほか)
第2章 プライミング課題(短い間?ずっと?;悪口のレッテル ほか)
第3章 自己教示法(自分だけのせい?;歌が変わる ほか)
第4章 合理的な分析を要する技法(手がかり発見;サイレンは本物かにせものか ほか)
著者等紹介
フリードバーグ,ロバート・D.[フリードバーグ,ロバートD.][Friedberg,Robert D.]
ライト州立大学心理学専門部中心機関の助教授として、青少年の不安とうつ予防プログラム(PANDY)、博士前期のインターンシップ訓練プログラムの指導者を務める。ペンシルベニア州立大学医学部準教授。専門領域は小児の認知行動療法。多数の論文を執筆し、いくつかの学術雑誌の編集委員も務める
フリードバーグ,バーバラ・A.[フリードバーグ,バーバラA.][Friedberg,Barbara A.]
Cognitive Therapy Enterprises社長。小児に対するよりユーザーフレンドリーな認知行動療法の原則を探求。小児における認知行動療法に関する論文をいくつか公刊している
長江信和[ナガエノブカズ]
1974年生まれ。2003年早稲田大学大学院人間科学研究科博士後期課程満期退学。博士(人間科学)。臨床心理士。日本学術振興会PD特別研究員(国立精神・神経センター)
元村直靖[モトムラナオヤス]
1954年生まれ。大阪医科大学医学部卒業。医学博士。1990~91年アーヘン工科大学医学部留学、2000年ハーバード大学医学部留学。大阪医科大学講師(神経精神医学教室)を経て、大阪教育大学教授(学校危機メンタルサポートセンター)。専門は精神医学
大野裕[オオノユタカ]
1950年生まれ。慶應義塾大学医学部卒業。1985~88年、コーネル大学医学部留学。88年、ペンシルベニア大学医学部留学。精神医学専攻。慶應義塾大学教授(保健管理センター)。日本認知療法学会理事長。医学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やなせトモロヲ
Asakura Arata
そら
放言者
anchic