パーソナリティ障害の診断と治療

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パーソナリティ障害の診断と治療

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  • サイズ A5判/ページ数 480p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784422113302
  • NDC分類 493.7
  • Cコード C3011

出版社内容情報

【内容紹介】
セラピストが個々のクライエントを理解し治療するために行うパーソナリティの査定や把握の仕方は、その後の心理療法作業に大きな影響を与える。本書は、精神分析的な診断の考え方の基本を示すとともに、パーソナリティ構造についての精神分析的概念を肯定的に説明し、診断の定式化をうまく行うことが臨床的にいかに有用であるかを示そうとする。ソーシャルワークと心理学を学ぶ学生、精神科の医師、看護師、カウンセラー、精神分析の訓練生に。

内容説明

心理療法作業に大きな影響を及ぼす査定と症状理解。30年以上の豊かな臨床経験に基づき、現代精神分析の見方をあますところなく解説する。

目次

第1部 基礎概念(なぜ診断するのか;精神分析的性格診断;パーソナリティの組織化の発達水準;パーソナリティ構造の水準の違いがもたらす臨床的影響;一次的(原始的)防衛過程 ほか)
第2部 性格構造のタイプ(精神病質性(反社会性)パーソナリティ
自己愛性パーソナリティ
シゾイド・パーソナリティ
パラノイド・パーソナリティ
抑うつ性パーソナリティと躁的パーソナリティ ほか)

著者等紹介

マックウィリアムズ,ナンシー[マックウィリアムズ,ナンシー][MacWilliams,Nancy]
アメリカ、ニュージャージー州ラトガース大学大学院で精神分析理論と精神分析的心理療法を教えているサイコロジスト。NPAP精神分析研究所およびニュージャージー精神分析・心理療法研究所の上級分析家である。アメリカ全土にとどまらず、カナダ、メキシコ、ロシア、スウェーデン、ギリシャなどでも講演を行なっている。ニュージャージー州フレミントンで個人開業し、精神分析や精神分析的心理療法、スーパービジョンを行なう

成田善弘[ナリタヨシヒロ]
1941年生まれ。名古屋大学医学部卒業。精神科医、臨床心理士。日本精神分析学会認定スーパーバイザー。大阪市立大学大学院生活科学研究科教授、椙山女学園大学人間関係学部客員教授。桜クリニック嘱託

神谷栄治[カミヤエイジ]
1997年、東京都立大学(現首都大学東京)大学院博士課程単位取得退学。椙山女学園大学人間関係学部助教授。たけうち心療内科非常勤。臨床心理士。日本精神分析学会認定心理療法士

北村婦美[キタムラフミ]
精神科医。1996年、京都大学医学部卒業。精神科医。京都民医連中央病院精神神経科勤務。日本精神分析学会認定精神療法医(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぼっせぃー

4
精神分析の初歩の知識で読破でき、各パーソナリティについて網羅的に知識を得られる、最高の入門書。同時にパーソナリティの分析は知識の積み上げと観察する努力と技術によって可能であるが、治療はクソ難しいのがよく分かる本でもある。パーソナリティ障害を持つ人の誤解されやすさ、個々人が感じている苦しみの確かさに触れるのと同じくらい、それに苦しみ振り回される治療者へ配慮と励ましが記されているところに筆者の誠実さを感じずにはいられない。治療者の逆転移に重点を置いて語ることも、技法であると同時にその姿勢の現れなのだろう。2020/10/02

Masakazu Shimamura

3
診断と治療という語感からは冷たく権威的な響きが感じられるが、本書は診断と治療というよりもそれぞれのパーソナリティをいかに理解するかに趣が置かれている。本書は困難さを持つパーソナリティに対する著者の深い愛情と洞察に満ち、本書を通し著者の温もりが感じられるほど読者の情緒を刺激する。パーソナリティは人の中核にあるため、苦しみや痛みが心の底深くまで侵食し、人生を翻弄する。また、それはアイデンティティと不可分な関係にあるためパーソナリティの障害という発想は当事者にはなかなか持ちにくいのではないだろうか。2017/09/17

西村将

3
精神分析は正直好きではない。しかし、人間の理解を考えた時に、多角的な視点が必要であると思い、読んだ。色んな学派がありそれらを批判することなく紹介し、統合しようとする著者の姿勢はとても素敵だと思う。また精神分析に対する誤解や理解不足もあったことが分かった。2013/08/24

anchic

3
精神分析的なパーソナリティ類型について書いてあります。統計的ではありませんが、面接時の見立てには役に立つと思います。2010/09/05

愁深理紗

2
精神分析のおすすめです。ちょっと分厚くて字が小さいが、読む価値はあります。ボーダーライン水準、精神病水準、神経症水準とわかりやすく書かれており、面接を見立てをするときの手がかりになる本だと思います。2012/09/14

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