見られる自分―マザ・コンと自立の臨床発達心理学

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見られる自分―マザ・コンと自立の臨床発達心理学

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  • サイズ B6判/ページ数 366p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784422112954
  • NDC分類 146.1
  • Cコード C1011

出版社内容情報

人生前半に身につける社会適応のための「カラ=見られる自分」に焦点を当てて、独自の視点から書き下ろした発達論。

<内容紹介>
「三年寝太郎」「飯くわぬ女」「一寸法師」「手なし娘」など、日本の代表的な昔話の主人公を取り上げながら、現代に生きる日本人(若者)が、どのようにして社会適応のための〈カラ〉を身につけそれを発達させていくのかを、心理臨床家の目が鮮やかに捉える。何事にもだらしないネタロー・ネタコ、摂食障害者に多いヤブ男・ヤブ女、自立できない永遠の少年「一寸法師」、被虐待児「手なし娘」、現代の心理療法の現場に昔話の主人公たちがさまざまに蘇る。
 
<目次>
◆I部 性格の基本的類型
1章 くっちゃね―「三年寝太郎」
1 くっちゃね
2 三種類のカラ
3 マザー・コンプレックス
4 ネタローの生き方
2章 ヤブ女とヤブ男―「飯くわぬ女」
1 飯くわぬ女
2 鬼(山姥)
3 ヤブ女
4 ヤブ男の二つの顔
5 ヤブ人間
3章 子どものカラ―「一寸法師」
1 小さい人
2 条件つきの母性愛
3 カプセルの内と外
4 状況認知と判断力
4章 カラと中身
1 カラと中身
2 母性と父性
3 波と壁
4 コミュニケーション
◆II部 おとなになるということ
5章 一寸法師の旅
1 出立
2 都で
3 鬼退治
4 一寸法師の心理療法
6章 手―「手なし娘」
1 心の手
2 手なし娘の生い立ち
3 手なし娘の旅
4 手が生えて育つまで
7章 脱皮―「桃太郎」と「瓜子娘」
桃太郎
1 水辺の小さ子
2 出立
3 家来たち
4 あまのじゃく
5 鬼と宝物
6 余録
8章 見られる自分
1 ネオンテトラの夢
2 カロと中身の動態
3 障害の発生
4 〈見られる自分〉を超えて
9章 彼方からくるもの
夢と共時的現象
1 動物の夢
2 人間の夢
3 〈見られる自分〉のその後

内容説明

あなたの身につけている「カラ」はどのタイプ?心理療法家として、独自の心の発達観を探究しつづけてきた著者が、「三年寝太郎」「一寸法師」「手なし娘」などの昔話や夢を素材に、人生前半に身につける「カラ」(=見られる自分)に焦点をあてて書き下ろしたユニークな深層心理学的発達論。

目次

1部 性格の基本的類型(くっちゃね―「三年寝太郎」;ヤブ女とヤブ男―「飯くわぬ女」;子どものカラ―「一寸法師」;カラと中身)
2部 おとなになるということ(一寸法師の旅;手―「手なし娘」;脱皮―「桃太郎」と「瓜子姫」;見られる自分;彼方からくるもの)

著者等紹介

鈴木研二[スズキケンジ]
1949年静岡県下田市生れ。1974年東京大学大学院修了(教育心理学)。現在、茨城キリスト教大学生活科学部・大学院文学研究科教授。附属カウンセリング研究所所長。心理療法家。夢分析家。茨城県水戸市在住
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感想・レビュー

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AR読書記録

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心理学系の読み解きって、滑らかであればあるほど「ほんまかいな」と思ってしまうところがあって(※個人的な思い込みです)、そのへんで微妙。つまりすらすらおもしろく読めたということなんだけれども。しかしこのタイトルの印象と中身はちょと違う。2014/08/02

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