出版社内容情報
【解説】
クライエントの多様な悩みに対応するために、心理療法の現場では一つの理論だけに固執せず統合的アプローチが試みられることが多くなってきている。本書は、その基本的な考え方と技法を紹介した実践的なテキストである。主な特色として、①諸理論の共通点・相違点を明らかにし、理論間の横のつながりに焦点を当てている、②短期療法の理論と技法を多く紹介、③倫理問題について詳述、④臨床例が豊富、⑤学部学生からプロまで幅広い読者を対象とする、などが挙げられる。
【詳細目次】
第Ⅰ部 心理療法の基礎
序章 理論統合アプローチ
第1章 心理療法の効果
第2章 心理療法家になること
第3章 心理療法における倫理
第Ⅱ部 理論
第4章 来談者中心療法
第5章 論理行動療法
第6章 問題解決思考短期療法
第7章 家族システム論
第8章 精神力動論
第Ⅲ部 技法と実践
第9章 心理療法技法
第10章 治療過程を促進する諸技法
第11章 喪と喪失の心理療法
第12章 心理療法の実践
第13章 幸子さんの事例
目次
第１部 心理療法の基礎（理論統合アプローチ；心理療法の効果；心理療法家になること；心理療法における倫理）
第２部 理論（来談者中心療法；論理行動療法；問題解決志向短期療法；家族システム論；精神力動論）
第３部 技法と実践（心理療法技法；治療過程を促進する諸技法；喪と喪失の心理療法；心理療法の実践；幸子さんの事例）
著者等紹介
古宮昇［コミヤノボル］
大阪府出身。大阪府立大学総合科学部卒業後、渡米。メリーランド州にあるフロストバーグ州立大学よりカウンセリング心理学修士号を取得。その後、ノース・ダコタ州立ノース・セントラル・ヒューマン・サービス・センター児童相談所にて心理士として勤務する。さらに、ミズーリ州コロンビア市ブーン病院での勤務、南ミシシッピ心理コンソーシアムインターン心理士などを経て、’９９年に州立ミズーリ大学コロンビア校心理学部より博士号（ＰｈＤ）を取得。その後、フロトスバーグ州立大学より首席大学院生賞、米国心理学会カウンセリング心理学分科会より多様文化奨学金、教鞭を取った州立ミズーリ大学コロンビア校心理学部から優秀教育賞などを受賞。また米国在住中は、個人心理療法のほか、家庭療法、遊戯療法、グループ療法、犯罪者の心理検査など、多岐にわたる臨床活動に従事。現在大阪経済大学教養部講師。臨床心理士として心理療法にも関わっている。米国心理学会、日本心理学会、日本心理臨床学会、日本カウンセリング学会、日本ブリーフサイコセラピー学会、日本大学教育学会、各正会員
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感想・レビュー
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