出版社内容情報
【解説】
心理療法家である著者の、子どものこころの専門家としての見事なセラピーの実力は、「名人芸」と高く評価されている。的確な見立てととっさの判断を迫られることの多い心理療法の現場で、日々の臨床を支えるものは、セラピスト自身の人生を見る眼である。
本書は、著者がさまざまな出会いの中から生きることの意味を深く掘り下げ、臨床家としての知恵を身につけていった貴重な考察の軌跡である。挿絵はすべて畏友である精神科医中井久夫氏によるもの。
【目次】
赦すという世界へ開かれた日
遠い冬の日の夜 トロッコ
外の世界への導き手
「青い鳥」文房具店
ノイスの墓参
ひそかに祈る
岡田敬蔵先生を偲んで
芽吹き、花開き、結実へのとき
統合性を求めての旅 ―村瀬孝雄と内観の出会い
淑女のチョコレート
未刊の「くえすた 五十号」
二羽の鶴―林隆之先生ご夫妻を偲んで
こころの上品さ―三好洋子さんとレイちゃん
子どもたちは疲れている
揺れる心を理解する
家族力
手紙
入日を惜しむこころ
書評「天使と話す子」
書評「思春期 こころのいる場所 ―精神科外来から見えるもの」
【村瀬嘉代子の本】
「小さな贈り物」 ISBN:4422112996
「老いを生きる、老いに学ぶこころ」ISBN:4422113453
内容説明
人生を豊かに彩るさまざまな「出会い」、緊張をはらむ臨床の場に、柔らかく瑞々しく息づく永遠の童心…熟練心理臨床家の初のエッセイ。
目次
赦すという世界へ開かれた日
遠い冬の日の夜
トロッコ
外の世界への導き手
「青い鳥」文房具店
ノイスの墓参
ひそかに祈る
芽吹き、花開き、結実へのとき
統合性を求めての旅―村瀬孝雄と内観の出会い
淑女のチョコレート〔ほか〕