出版社内容情報
【解説】
「スーパーヴィジョン」というカウンセリングの教育方法を用いて,各学校にスーパーバイザーを養成し,学校システムとカウンセリングシステムの統合を図る方法を紹介。
内容説明
本書は「スーパーヴィジョン」というカウンセリングの最も有効な教育方法を用いて、学校カウンセラーのスーパーヴァイズシステムを作ることで、学校システムとカウンセリングシステムの統合を図り、登校拒否やいじめ、非行などを、学校全体で解決していく新しい方法を紹介する。
目次
第1章 学校カウンセリングの理論とシステマティックアプローチ
第2章 学校カウンセリングと教師のこころ
第3章 システマティックアプローチの実際
第4章 学校カウンセラーの養成訓練
第5章 学校カウンセリングの特別技法
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なつき
2
システムアプローチと精神分析的アセスメントがうまく融合されててすごいのだけど、ユーモアに溢れすぎて結構ぶっとんだコンサルテーションしてて驚いた。でもすごく面白い。人を動かすのは結局テクニックではなくマインドなのだと最近SVで指摘されたことを反芻する…。東山先生は私の師匠の師匠なんだけど、どうりで私の師匠もぶっとんでるわけだ、と本と関係ないところで納得。笑 ユーモアやハッタリも大事だね。2019/09/30
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0
「学校カウンセリングの特別技法」は、いずれも現場独特の創意性あるが、その中でも「家庭科室だべり法」が一番楽しそうで有難い。ある意味プレイセラピスト的に、飲食物を上手くガジェットとして使用なさってる印象。--火を中心に温かい食事を囲む雰囲気のグループを自然に作るには、家庭科室が理想的である。時には、すきやきをしたりする。高校生では、「ビールがあればなぁ」と教師の顔を伺う生徒もいるが、「ほんとほんと」などと流していると、結構麦茶が美味しいものであることが分かる。