出版社内容情報
【解説】
登校拒否児に効果的な「母親ノート法」を子育てにも応用。子どもとの会話を書きとめて自らを客観化し,点検者と共に内容を検討,会話を変えていくことで,関係がよくなる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
moshi
14
「プロカウンセラーの聞く技術」の著者による子育て論。元々は登園拒否児の親向けに書かれた本をもっと一般化した子育ての本だそうだ。母親ノート法というのは、「親子の会話を文字に起こしてみて、その会話パターンを見る」という方法。是非普段から意識したいし、なんか関係性が不穏な時は実際にノートにしてみたい。臨床心理士さんの書く育児書は「その通りだ」とそれはもう深く納得・共感する一方、なかなか親に厳しい(笑)親が傷ついている状態、ストレス過多な状態での子育てというのは本当に難しいものなんだなと思う。親のメンタルケア大事2021/03/09
こらっと
2
子育ての指南本ではなく、心理学の面から絡まった親子関係を紐解いていくやり方を教えてくれる。机上の空論や絵にかいた理想論ではなく、やってみよう、と素直に思えて実践できる内容。 子育て中のお母さんにお薦め。2010/09/08
ᚹγअәc0̸א
0
現実と非現実(狂気)のバランス感を重視される著者のスタイルが有難い。 --お伽噺には続きがありません。それ自体が簡潔です。もしシンデレラ物語に続きがあるとしたらどのようになるのでしょうか。 「シンデレラは、数か月は幸せでしたが、何しろ環境の激変があり、(略)ついには気鬱の病におかされて、とうとう里に帰ってしまいました。」