出版社内容情報
【解説】
関西ロールシャッハ研究会の講師たちが,各々の立場からこのテストを語った第1部/ロールシャッハの現在と展望を論じた第2部/1症例をめぐる討論の第3部より成る。
内容説明
本書の第1部、第2部は関西ロールシャッハ研究会30周年記念集会の記録をまとめたものである。第1部では斯界の権威3人が各々の立場から、ロールシャッハとの長年のかかわりと独自の視点を語り、第2部では「ロールシャッハのこれから」というテーマで、現状における問題点や新しいアイデアなどを出席者が出し合い議論する。第3部では、新たに一つの症例をめぐり、藤岡、氏原がブラインド・アナリシスを書下して提示し、それに基づいて辻が加わり、徹底した分析・討論を行なう。
目次
第1部 ロールシャッハを語る(ロールシャッハ戦後事始め;ロールシャッハと私の精神医学;ロールシャッハと臨床心理学;ロールシャッハと精神人類学)
第2部 座談会「ロールシャッハのこれから」
第3部 ブラインド・アナリシスと症例検討(プロトコール;ブラインド・アナリシス;ブラインド・アナリシス検討会)