出版社内容情報
若いうちに習得したい人間関係の基本原則
本書は、デール・カーネギーの世界的ベストセラー『人を動かす』を教育学者の齋藤孝が原著の流れに沿って読み解き、その意味するところをわかりやすく、深い共感をもって解説する。1936年の発売以来、今日までに1,500万部を売り上げた原著には、人を動かす原則、人に好かれる原則、人を説得する原則、人を変える原則など、人が生きていく上で身につけるべき人間関係を円滑にする様々な知識・知恵・技術が、豊富な事例をあげて説明されている。「いかに相手の身になって考え、行動できるか」が、すべての人間関係における原則であると説く彼の言葉は、全く色あせないばかりか、他人との交流に悩む人の多い現代にこそ響く。
また本書では「22歳からの社会人になる教室」とシリーズ名を記しているように、これから実社会に出ていこうとしている若者を読者の中心に置いている。22歳というのは、世間的に見ても、もう大人だなというふうな年齢として扱われる。しかし、社会経験があまりないという点では、ちょっと子どもっぽいと言わざるを得ないところもあるからだ。一人前の大人になるために他人とどのように接したらよいのか、本書には著者自身のオリジナリティーに溢れた実践的ノウハウがふんだんにちりばめられている。読めば原著に込められたカーネギーの奥深く普遍的なメッセージに触れ、さらに齋藤教授による今日的な事例に対処する方法を学べ、今すべきことを客観的に判断する力がつく。若者に関わらず、全ての年代の人に、また職場や地域の人、家族や友人など、生活の様々の場にかかわる全ての人に役立つ必読の書。
内容説明
日本で500万部突破の歴史的ベストセラー『人を動かす』を、齋藤孝が現代の若者へ向けて読み解く!人間関係の基本原則を若いうちにマスターしておけば、そのあとの人生がとっても楽になります。
目次
第1章 人を動かす3原則(盗人にも五分の理を認める―人を批判したくなったら、自分に「おまえは神か」とつぶやこう;重要感を持たせる―みんな「いいね!」をもらいたがっているのを忘れずに ほか)
第2章 人に好かれる6原則(誠実な関心を寄せる―食堂のおばさんと積極的に話そう;笑顔を忘れない―電話をしているときも笑顔を忘れずに ほか)
第3章 人を説得する12原則(議論を避ける―「でも」のかわりに「ということは」を使おう;誤りを指摘しない―「私の勘違いかもしれません」をひと言そえる ほか)
第4章 人を変える9原則(まずほめる―ほめて、ほめて、ほめまくれば、人間関係はうまくいく;遠まわしに注意を与える―「イエス」「ノー」「イエス」のサンドイッチ方式がおすすめ ほか)
付録『人を動かす』名言集
著者等紹介
齋藤孝[サイトウタカシ]
1960年静岡県生まれ。明治大学文学部教授。東京大学法学部卒。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。『身体感覚を取り戻す』(NHK出版)で新潮学芸賞受賞。『声に出して読みたい日本語』(草思社)で毎日出版文化賞特別賞を受賞。同シリーズは260万部のベストセラーになり、日本語ブームを巻き起こした。著書累計発行部数は1000万部を超える。TBSテレビ「新・情報7daysニュースキャスター」、日本テレビ「世界一受けたい授業」等テレビ出演も多数。NHK Eテレ「にほんごであそぼ」総合指導(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゲンキ
タナカ電子出版
Rie【顔姫 ξ(✿ ❛‿❛)ξ】
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めぐねい