出版社内容情報
マネーロンダリングに対し国際社会は危機感を抱いている。筆頭である米国の「国家戦略」としての対策を解説し,取組みが著しく遅れている日本の対策を示唆。IRS公表の摘発事例も多数収録。
目次
第1章 マネーロンダリングに対抗する米国の国家戦略
第2章 マネーロンダリング組織・システムの特定、捜査および訴追に必要な政府機能の強化
第3章 ブラックマーケット・ペソ・エクスチェンジ・マネーロンダリング・システムに対する対抗措置
第4章 テロ資金供与に対抗する米国の国家戦略
第5章 金融機関を通じないマネーロンダリングの対抗措置
第6章 国際的なマネーロンダリング対策
第7章 マネーロンダリングの脅威に関する米国の評価
第8章 米国財務省・IRS‐CIのマネーロンダリング捜査
第9章 米国マネーロンダリング捜査・摘発事例
第10章 日本へのインプリケーション
著者等紹介
本庄資[ホンジョウタスク]
昭和39年京都大学法学部卒業。以後、大蔵省主税局国際租税課外国人係長、日本貿易振興会カナダ・バンクーバー駐在、大蔵省大臣官房調査企画課(外国調査室)課長補佐、国税庁調査査察部調査課課長補佐、広島国税局調査査察部長、東京国税局調査第1部次長、大蔵省証券局検査課長、国税庁直税部審理室長、国税庁調査査察部調査課長、税務大学校副校長、金沢国税局長、国税不服審判所次長。国士舘大学政経学部教授、慶應義塾大学大学院商学研究科特別研究教授、税務大学校客員教授、名古屋経済大学大学院法学研究科客員教授、経済学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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