出版社内容情報
かの有名な経済学者ケインズが生きていて、日本の経済財政政策・金融担当大臣だったなら長期停滞している日本経済をいかに再生するか。日本経済の明日を展望するためにお薦めの1冊。
内容説明
本書は、古典からの知恵を手掛かりに、日本経済を再考しようとするものである。ジョン・メイナード・ケインズ(一八八三‐一九四六)が現在生きていて、竹中平蔵氏に替わって日本の経済財政政策・金融担当大臣であるならば、長期停滞している日本経済をどのように再生するのだろうかを考える。
目次
第1章 バブルは日本経済をどう駄目にしたのか
第2章 日本経済はどうなってしまったのか
第3章 日本経済のどこが悪いのか
第4章 デフレのどこが悪いのか
第5章 インフレに転じれば日本経済は救われるのか
第6章 日本銀行は金融政策をどう運営すべきか
第7章 国はどんな財政政策を行うべきか
第8章 銀行はどうすれば回復するのか
第9章 失業を抑えるのに賃金を引き下げるべきか
第10章 ケインズなら日本経済をどう再生するのか
著者等紹介
滝川好夫[タキガワヨシオ]
1953年兵庫県に生まれる。1978年神戸大学大学院経済学研究科博士前期課程修了。1980~82年アメリカ合衆国エール大学大学院。1993~94年カナダブリティシュ・コロンビア大学客員研究員。現在、神戸大学経済学部教授(金融経済論、金融機構論、生活経済論)
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