「写真週報」に見る戦時下の日本

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  • サイズ B5判/ページ数 240p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784418112319
  • NDC分類 210.7
  • Cコード C0021

出版社内容情報

日中戦争戦時下、政府が発行していたプロパガンダ誌『写真週報』全370冊。これらを読み解き、あの戦争が何だったのかを考える。

日中戦争戦時下の昭和13年から太平洋戦争末期の昭和20年まで、政府が発行していたプロパガンダ誌『写真週報』全370冊。これらを読み解き、誌面を再録することで、太平洋戦争開戦70年の今年、あの戦争が何だったのかを考える。誌面に登場する戦時下の日本人の姿は、貴重な歴史の証言記録である。あの時代を生きた人にも、戦争を知らない若い世代にもぜひ読んで欲しい一冊。

内容説明

日中戦争が泥沼化した昭和13年2月から太平洋戦争末期の昭和20年7月まで、内閣情報部が発行していた雑誌「写真週報」全370冊。この政府によるプロパガンダ誌に登場する戦時下の日本人たちの姿は、貴重な歴史の証言記録である。

目次

第1部 拡大する日中戦線(時代の背景を読む 1938年(昭和13)~日米開戦まで自由主義・民主主義と訣別した近衛政権
創刊の言葉 見よ!試練の日本・銃後の力
前線 武漢三鎮の陥落 ほか)
第2部 太平洋戦争下の日本(時代の背景を読む 1942年(昭和17)~1943年(昭和18)つかの間の勝利から敗勢へ
太平洋戦争開戦号、一冊丸ごと復刻 一億、今ぞ敵は米英だ!
前線 日米開戦、真珠湾奇襲攻撃 ほか)
第3部 1億総玉砕、本土決戦へ(時代の背景を読む 1944年(昭和19)~1945年(昭和20)無条件降伏をめぐる政府と軍部の対立
玉砕 タラワ、マキン守備隊玉砕す
玉砕 米軍、クェゼリンに上陸す ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

入江・ろばーと

1
『戦う広告』を彷彿させる。当時の状況と写真週報の内容とを淡々と紹介している感じがいい。2016/08/15

Aby

1
国内向け国策雑誌「写真週報」.写真雑誌なので,この本も写真満載.表紙は小さいながら315号までカラーで収録.年を追いながら,出来事と報じ方を解説.文章も写真もギュウギュウ詰めで,盛りだくさん.2015/04/23

tuppo

1
いい本だった。情報量多すぎ!写真の一枚一枚を見ていこうとしたら一年くらいかかるんじゃないかな。大東亜戦争の時期の国民生活を包括的に教えてくれる2012/07/18

かど

0
おもしろかったです。木村伊兵衛、土門拳、入江泰吉なども表紙を飾っていたんですね。明らかに他の写真とは芸術的な「品格」が違うことがよくわかります。2014/09/28

星辺気楽

0
戦時中の日本の様子を考えるには絶好の書。2013/11/02

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