決めぜりふ―時代が見える人物像がわかる幕末維新名言集

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  • サイズ B6判/ページ数 303p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784418092352
  • NDC分類 159.8
  • Cコード C0012

内容説明

日本の歴史が大きく変わる転換点となった幕末維新の時代には、国のために信念を貫いた英傑たちがいました。坂本龍馬、西郷隆盛、吉田松陰…齋藤孝先生が選ばれた人物たちの“決めぜりふ”は、各人の覚悟とパッションが凝縮した形であり、現代人に失われた「苦境を打破する鍵」が隠されています。その「鍵」を、本書を通じて齋藤先生が渡してくれるのです。

目次

第1章 坂本龍馬と同志たち(坂本龍馬―世の人はわれをなにともゆはゞいへわがなすことはわれのみぞしる;勝海舟―人はよく方針々々といふが、方針を定めてどうするのだ ほか)
第2章 松下村塾とその影響(吉田松陰―飛耳長目;高杉晋作―男児事を成す豈時なからんや縦令市井の侠客と呼ばれても一片の素心未だ敢て差わず ほか)
第3章 幕末を生きた雄と華(天璋院篤姫―私事徳川家え嫁し付候上は、当家之土となり候は勿論;島津斉彬―西洋人も人なり、佐賀人も人なり、薩摩人も人なり、退屈せずますます研究すべし ほか)
第4章 研究と教育に賭けた生涯(佐藤一斎―一灯を提げて暗夜を行く。暗夜を憂うること勿れ。只だ一灯を頼め;佐久間象山―凡そ学問は必ず積累を以てす。一朝一夕の能く通暁するところにあらず ほか)
第5章 明治の幕開け(明治天皇―卿等は辞表を出せば済むも、朕は辞表は出されず;伊藤博文―現在の日本は地平線から出たばかりの太陽である ほか)

著者等紹介

齋藤孝[サイトウタカシ]
1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程などを経て、明治大学文学部教授を務める。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。小学生のための私塾「齋藤メソッド」を主宰。NHK教育テレビ「にほんごであそぼ」の総合指導も手がける。ベストセラーになった『声に出して読みたい日本語』(毎日出版文化賞特別賞受賞)など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tokotoko

44
歴史に興味がない人に、まず人物から興味をもってもらおうと、知恵と趣向を凝らして作られた本だと思います。ただ、取り上げられた一言が、本当に・・・「決めぜりふ」だったの??もっと、他に、その人らしい言葉っていうのもあったんじゃないの?って思ったりもして。もっともっと1人1人のこと、知りたくなります。矢面に立つ人から、縁の下の力持ちまで、いろんな人が紹介されています。くじけそうになったら、また図書館で借ります。そして、、「この方達も、がんばったんだから・・・私もーーっ!!」って、再びがんばりたい、と思います。2016/03/20

紅蓮

11
全体を通して本書を照らすのは、今を生きる私たちから薄れてしまった「天」という概念、そして「筋」を通すという生き様。2018/05/03

桂けい

8
 ドラマなどでも幕末モノが人気なのは、やはり波乱の情勢を生きる、維新の志士達の魅力かが大きいのだな~と、感じる一冊でした。 大鳥圭介の『死のうと思えばいつでも死ねる。今度はいちばん降参としゃれてみてはどうか』に出ている、余裕感は見事です。2016/05/24

asajee

5
幕末って、すばらしい人たちが、なんとたくさん活躍したのだろう。改めてそう思える一冊。さらに、幕末史について、自分なりに頭の中を整理・復習できます。2010/04/13

木内古子

4
『周りのみんなが敵だっていうくらいが丁度いい』とか、いちど言ってみたいもんだと小心者事なかれ主義のわたしなんぞはひどく憧れてしまいました。2010/01/04

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