心に太陽を唇に歌を―未来に生きる君たちへ

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  • サイズ B5判/ページ数 55p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784418075065
  • NDC分類 K916
  • Cコード C0095

内容説明

小学校四年生から卒業するまでの多感なガキ大将・正彦少年の心の成長物語。けんか、貧困、卑怯、友情、尊敬…さまざまな経験を経て、成長していく姿は、ラストの感動場面へとつながる。

著者等紹介

藤原正彦[フジワラマサヒコ]
1943年(昭和18年)、旧満州新京生まれ。東京大学理学部数学科修士卒。理学博士。現・お茶の水女子大学理学部教授。’78年『若き数学者のアメリカ』で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞。その後、独特の視点から発表された多数の随筆は、鮮やかな発想と切り口から、根強い人気がある。日本の未来を見据えて発表した『国家の品格』はベストセラーとなり、「品格」は’06年流行語大賞にも選ばれた。山岳小説で著名な新田次郎、藤原てい夫妻の次男(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とよぽん

22
藤原正彦先生の祈りにも似た思いが込められている。仲間をいじめて自殺に追い込むほど心貧しく、ものは豊かになっても幸福感が得られない、そんな子供たち。それは、相手に対する「思いやり」と「卑怯なこと」を許さない気持ちがなくなってきたからだという。その通りだと思う。大人も寛容の気持ちがなくなり、他者への思いやり、温かい想像力を失いつつある。読み終わって、思わず姿勢を正した。未来に生きる子供たちに、是非読んでもらいたい1冊だ。2018/12/30

パフちゃん@かのん変更

16
「国家の品格」や「祖国とは国語」などで有名な藤原正彦さんの著書。実話。小学生時代、クラスのボスだった筆者がいかにしていじめを防いだか。武士の家系に生まれ、父(新田次郎)母(藤原てい)に正義感溢れるガキ大将に育てられた。 卑怯を憎む。2012/08/12

ろこぽん

8
経済的にも、時代にも恵まれていなかったかもしれないけど、心に強くまっすぐで熱いものを持っている、かっこいいガキ大将です。2021/06/05

Sachi 改め「ユーミー」

6
感慨深い本でした。昔からイジメはあったけど、今と加減が違う。 芋の子洗うみたいな大勢の中で、泥だらけになって遊び、大人はどの子も自分の子と同じと躾ける。核家族が多くなり、喧嘩しても加減が分からず行き過ぎて、前より仲良くなるという事ももう少ないのだろうか。 環境も大きく変わった。大人も子供も何が大切か、何が正しいか、本当に必要な物を見極める力を付けて欲しい。読み終わってふと思いました。2017/06/16

アゲ

3
いじめられてる君への中で推薦されていた本。子供に読ませたいかな。2017/10/18

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