内容説明
関ヶ原合戦から2年。壮絶なる退き口で島津軍と共に薩摩に逃れた自衛官32名。徳川の執拗な追及を逃れ、宗凡の手引きで京へ匿われる。一方、穴生の里で才と暮らす大賀剛一は、妻子を殺され村を出た。「俺たちは火薬庫の中のマッチだ。二度と歴史に関わるまいと心に決めながら、結局どうしようもなく、また歴史に絡め取られている」―伏見城で家康暗殺に失敗した島和武は、豊家滅亡を企む徳川の不穏な動きに自衛官たちの運命を案じるが…。
著者等紹介
宇治谷順[ウジタニジュン]
1956年江州生まれ。日本大学法学部卒業後、数年の編集者生活を経て、1985年、漫画原作者へと転身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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