檀流きものみち

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  • サイズ A5判/ページ数 216p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784418015184
  • NDC分類 593.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

一枚のきものに織り込まれ、染め出され、繍いとられたさまざまな時、想い、そして美しい物語。家庭画報、きものサロンの人気連載「檀ふみさんのきもの探訪」を集大成。檀さんが訪ねたきものの産地をエッセイと写真で綴る。奥深く感動と発見に満ちたきものの世界が楽しめます。

内容説明

守り伝えたい染織の現場を訪ねて、きものにのめり込んだ5年の歳月の集大成。

目次

第1章 季節をまとう(春・花を待つ心;晩春・色も弾む ほか)
第2章 紬大好き(紬よ立ち上がれ;対談 檀ふみvs田嶋陽子―私なら、この紬でこんな女性に ほか)
第3章 染めと織りの故郷へ(きものは死なない;ホンモノの味わい、爪織り綴・京都 ほか)
第4章 作家を訪ねて(天の糸が見える;たった一枚の絵、京友禅・清水光美 ほか)

著者等紹介

檀ふみ[ダンフミ]
女優。東京都生まれ。慶応大学経済学部卒業。父は作家の檀一雄。高校在学中に映画デビュー。主な出演作品には「ふれあい」「男はつらいよ・寅次郎純情詩集」など多数。阿川佐和子さんとの往復エッセイ集『ああ言えばこう食う』が、第15回講談社エッセイ賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヒロミ

49
初めて檀ふみさんのエッセイにふれた。こんなに美しい人なのに少しも驕ったところのないお人柄がうかがえる文章もさることながら、品格ある着物姿の写真がさすがは女優さんである。檀さんが着物に携わる織物師や染色家の方々からお話を伺ったエッセイが収められている。それにしても檀さんの着物姿の美しさと言ったら!特に夏着物の涼しげかつしっとりした風情は小娘には出せまい。天国の父・檀一雄さんも「そうだろ。俺の娘は別嬪だろ」と得意顔をしているに違いない。檀ふみさんの写真だけでも見る価値ありありな1冊です。2016/01/07

ルロ

2
写真が美しい。着物も、着物を着ている檀ふみさんも美しい。率直で着物と作り手への愛情にあふれた文章が読んで心地よい。どの着物も気が遠くなるような工程を経て生み出されたもの、どれも着てみたいが、二匹の蚕が一緒に作った繭「玉繭」を用いた「牛首紬」が特に気になった。でも、経済的に大変なのはもちろん、着るのには覚悟と努力が必要そうだ。 今はまだ無理でも、いつかまた着物が身近な生活に戻れたら嬉しいだろうと思う。その時からきっと私の「きものみち」は始まる。その道をいくお供に、手元に置いておきたい本だった。 2016/05/14

Keiko Matsuda

1
近所の図書館でたまたま出会った本。いわゆるタレント本?と思いつつページを開くと、美しい写真の数々に魅入ってしまった。着物を解説する文章もいい。壇ふみがそれぞれの着物の産地を訪ね、丁寧に取材したことがわかるし、愛情をもって着物をみつめる眼差しが伝わってくるよう。私が死ぬまでにひとつはほしいと思うのは、沖縄の宮古上布と、ふるさと・岩手の南部紫根染の着物だな。どちらも(お値段が)高嶺の花ですが。2012/02/16

せぶん

0
★★★★☆2009/01/08

スズキ

0
美しい!2008/10/20

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