内容説明
天才が息子に伝えたかったもの書きとしての人生哲学は、命のある限り描き続けることだった。
目次
第1章 天才の息子に生まれて
第2章 天才の素顔とルーツ
第3章 アニメとマンガ
第4章 映画が共通言語
第5章 手塚式創作術
第6章 やさしい天才
第7章 天才の誕生
第8章 手塚治虫のDNA
著者等紹介
手塚眞[テズカマコト]
ヴィジュアリスト。1961年8月11日、東京に手塚治虫の長男として生まれる。本名、真。1978年高校生の頃に脚本・監督・主演した8ミリ映画『FANTASTIC★PARTY』が一躍注目される。1999年『白痴』でヴェネチア映画祭デジタルアワードを受賞。2005年テレビ・アニメ『ブラック・ジャック』を監督し、東京アニメアワード優秀作品に選ばれる。ヴィジュアリストという肩書きで、映画、テレビをはじめとするあらゆる映像、小説やイベント、ジャンルを超えた表現活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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888
13
手塚作品は何冊か読んでいる。長編にわたる群像劇は読み応えがあり、読み終えた後にかすかな疲労感さえ感じたりするほどだ、やはり天才なのだと思う。 何かに取り憑かれて仕事をする姿など、漫画を書くためにこの世に降り立ったという神様に選ばれた人と言う感じだ。 長男も親が偉大というメリットを最大限に活用しているように見える。家族しかわからない視点での観察も非常に面白い。父を超えられないと言う点では苦労もあるだろうが、偉業を後世に伝えるという点で非常に良い仕事をしているのではないか。2022/11/20
北の風来坊
2
愛されていた手塚さんの素顔が期待通りでした。2012/04/22
スプリント
0
やや身内贔屓な感が否めませんがそれだけ偉大な父親だったのでしょう。父親だけでなく母親についても触れられていますが二人いる妹についてはほとんど書かれていません。上の妹さんの著書を読んだことがありますが兄妹で微妙な距離感があるようですね。2014/01/29
sayako_kyoto
0
物足りない。というか素直に父親の思い出を書いただけという感じ。2009/08/29
いちはじめ
0
2003年ソニー・マガジンズ刊「天才の息子」を加筆修正したものとのこと。手塚眞自身のことを語っている部分が多いので、元版のタイトルの方が内容に合っていると思う。しかし、それにしても、自分の父親をこれほど褒めちぎる息子も珍しいような気がする。2009/05/29