スズメの謎―身近な野鳥が減っている!?

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スズメの謎―身近な野鳥が減っている!?

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  • サイズ B6判/ページ数 143p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784416212691
  • NDC分類 488.99
  • Cコード C0045

出版社内容情報

スズメの少子化、個体数が減少しているかを科学的に検証。子供から大人まで楽しめるサイエンスノンフィクション。

スズメは本当に減少しているのか? 日本人の暮らし方が変わり、人間と付かず離れずの距離感で生きてきたスズメが減少しているといわれている。
その実態は? スズメが少子化している事実を科学的に検証します。
そもそもスズメは日本に何羽くらいいるのか? スズメの数の数え方といったフィールドワークのおもしろさから、データをどう見て、研究に役立てるのか科学の考え方も紹介。

イラスト、写真満載、子供から大人まで楽しめるサイエンスノンフィクション。

●スズメを知っていますか?…スズメを調べてみよう/スズメって何者?/どこに棲んでいるの?/スズメの一年
●スズメは日本に何羽いる?…いつ調べる?/どこで調べる?/調査の下準備/スズメの数は1800万羽
●スズメの減少…スズメの減少を科学的に確認するには?/スズメによる農業被害/有害駆除羽数および狩猟羽数の推移/自然環境保全基調査データ20年間の比較/鳥類標識データ/スズメはどのくらい減っているか/世の中の反響
●なぜスズメは減少しているのか…どうやって原因にせまるか/生き物が減るとは?/小スズメを数える/スズメの少子化/他に考えられる要因
●スズメが減少するとどんな問題があるのか…生態系への影響/スズメの減少に対してどうすればよいのか
●研究の世界…なぜスズメの研究をはじめたか/周囲の反応は?/鳥の研究者になるためには

【著者紹介】
三上 修:東北大学大学院理学研究科博士課程終了。九州大学大学院、立教大学理学部を経て、岩手医科大学・助教 日本におけるスズメの個体数減少について調査・研究をすすめる。

目次

1 スズメを知っていますか?
スズメは日本に何羽いる?
スズメの減少
なぜスズメは減少しているのか
スズメが減少するとどんな問題があるのか
研究の世界

著者等紹介

三上修[ミカミオサム]
1974年松江市生まれ。2004年東北大学大学院博士課程修了。博士(理学)。鳥の行動や生態についての研究を専門としている。2008年から都市の鳥類の研究をはじめ、そのころからスズメの研究も本格化した。現在は岩手医科大学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

つくよみ

69
図書館本:最も身近な鳥で有りながら、あまりその生態を知られていないスズメについての研究本。その生態については軽く触れる程度で、主題となっているのは、スズメの個体数の把握方法と、その減少傾向についての調査内容について。どのような方法でその個体数を割り出したのか、その方法の試行錯誤のプロセスと、局所のサンプリングを行ったフィールドワークの実例を交えながら解説している。スズメの本でありつつ、科学的考察方法についても学べる本。日本全国のスズメは2008年の時点で、推定1,800万羽。多いのか少ないのか・・・2013/10/29

へくとぱすかる

64
この著者のスズメ本としては2冊目。あまりに身近すぎて、本格的に研究される機会が少ないとは驚き。鳥の研究の困難な点を、要領よく述べてあるので、なるほど研究例が少ないことにも納得がいく。ただでさえ、移動する生きものであるスズメの生息数について、確からしい調査法をあみだすだけでも、結構な困難があったことは想像にかたくない。自然界の生きものを、そのままで研究するためには、統計についてくわしく知る必要があるのだと痛感する。ともあれ減少傾向にあるらしい、この身近な生きものを、決して絶滅させてはならないと思いました。2015/02/27

ポチ

51
すずめの数が少子化により減っているらしい。そういえば以前より見かけなくなったなぁ。生態系のバランスが崩れているのかも…。公園で食べていると首を傾げながら「ちょうだい!」と近くまで来る事があるけど、それが凄く可愛いな(^^)2016/08/20

ベーグルグル (感想、本登録のみ)

49
スズメの生態などについて、データを含め身近な鳥であるスズメについて解説されている。スズメだけでなく、研究者としての考え方、研究方法などにも分かり易く触れている。鳥の研究家になりたいと思っている子供に読ませなきゃ。これを読むと研究って楽しいと思えてくる。街中のスズメは半減しているよう。確かに昔はどこにもいたスズメだが、今はいる場所まで見に行かないと見れない。2022/02/20

ねむねむあくび♪

45
つくよみさんの感想を読んで図書館で予約。児童書。スズメが減っていると耳にしたことは有ったので興味深く読んだ。スズメの生態よりも、自分の疑問を調べる意義、調査や統計の考え方、科学的な考察のしかたが学べる良い本♪スズメから入って、なぜ生態系を守らなければいけないのか、までが優しくていねいに語られている。研究者が専門用語を使わずにきちんと噛み砕いて書いてくれているのも、好感が持てる(^^)小学生の高学年~中学生の、理科の副読本や、読書感想文に強くお薦めしたいなぁ~(*^。^*)♪2013/11/12

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