出版社内容情報
スズメの少子化、個体数が減少しているかを科学的に検証。子供から大人まで楽しめるサイエンスノンフィクション。
スズメは本当に減少しているのか? 日本人の暮らし方が変わり、人間と付かず離れずの距離感で生きてきたスズメが減少しているといわれている。
その実態は? スズメが少子化している事実を科学的に検証します。
そもそもスズメは日本に何羽くらいいるのか? スズメの数の数え方といったフィールドワークのおもしろさから、データをどう見て、研究に役立てるのか科学の考え方も紹介。
イラスト、写真満載、子供から大人まで楽しめるサイエンスノンフィクション。
●スズメを知っていますか?…スズメを調べてみよう/スズメって何者?/どこに棲んでいるの?/スズメの一年
●スズメは日本に何羽いる?…いつ調べる?/どこで調べる?/調査の下準備/スズメの数は1800万羽
●スズメの減少…スズメの減少を科学的に確認するには?/スズメによる農業被害/有害駆除羽数および狩猟羽数の推移/自然環境保全基調査データ20年間の比較/鳥類標識データ/スズメはどのくらい減っているか/世の中の反響
●なぜスズメは減少しているのか…どうやって原因にせまるか/生き物が減るとは?/小スズメを数える/スズメの少子化/他に考えられる要因
●スズメが減少するとどんな問題があるのか…生態系への影響/スズメの減少に対してどうすればよいのか
●研究の世界…なぜスズメの研究をはじめたか/周囲の反応は?/鳥の研究者になるためには
【著者紹介】
三上 修:東北大学大学院理学研究科博士課程終了。九州大学大学院、立教大学理学部を経て、岩手医科大学・助教 日本におけるスズメの個体数減少について調査・研究をすすめる。
目次
1 スズメを知っていますか?
スズメは日本に何羽いる?
スズメの減少
なぜスズメは減少しているのか
スズメが減少するとどんな問題があるのか
研究の世界
著者等紹介
三上修[ミカミオサム]
1974年松江市生まれ。2004年東北大学大学院博士課程修了。博士(理学)。鳥の行動や生態についての研究を専門としている。2008年から都市の鳥類の研究をはじめ、そのころからスズメの研究も本格化した。現在は岩手医科大学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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